After Burner II:その系譜と、子孫と、日本での評価
01この原点とは
After Burner II(アフターバーナーII)は、セガのAM2が開発・販売したアーケードのレールシューティングで、『After Burner』を洗練させた続編として1987年に業務用基板「X Board」で発売された。戦闘機のコクピット後方からの視点で展開する擬似3Dのオンレール(レール式)シューティングで、絶え間ない敵機の波の中を高速で駆け抜け、ミサイルをロックオンして追尾弾を撃ち込みながら、世界が傾き、後方へ流れ去っていく。慎重に避けるのではなく、速度に乗って前方の標的へ攻撃を撃ち込みまくる——その点に快感を置くことで、速くて攻撃的な「ロックして消す」レールシューターの手触りを確立した。縦スクロールの弾幕系とは別物の、コクピット後方視点レールシューターの系譜の原点である。
02出典
03この原点を継ぐ発掘
ミラージュフェザーズ 埋もれた名作
アニメ調の擬似3D・オンレール(レール式)シューティング。自機を背後から見る視点で、高テンポの空中戦が展開する。核は高度なファイアコントロール——照準を横切った標的はすべて自動でロックオンされ、ロックした敵全部へ一斉に追尾攻撃が降り注ぐ。だからこのゲームのループは「避ける」ことではなく、照準を波の上に薙ぎ払い、一度の攻めの爆発で丸ごと消し去ることにある。可変の武装ロードアウト、パワーバースト「OVERDRIVE」モード、波状の敵襲、ストーリーモードとエンドレスモード、難度調整、Steamランキング/実績/トレーディングカード。開発者自身が「After Burner II をうんと速くした版」と説明し、プレイヤーは After Burner や Sky Target を挙げる。日本の個人/小規模インディーの自主制作者 oyasumi Workshop(oyasumi製作所)が2024年に600円で発売、日本語フルボイス・日本語ストーリー(原語は日本語で、後に英語・中国語・韓国語・スペイン語へローカライズ)。2504レビュー98%で圧倒的に好評。英語でもう遊べて(うち485件が英語レビュー・総数の約19%)、西の弾幕シューター好きの一部には届いているが、この600円の同人レールシューターを広い西側の観客はまだほとんど見つけていない。