系譜の原点

カルトに厳しいギャル-CULT VS GAL-:その系譜と、子孫と、日本での評価

01この原点とは

『カルトに厳しいギャル-CULT VS GAL-』は、個人サークルCrush-vAdinが開発・自社販売したオールドスクールFPSで、2024年5月3日に発売された。戦争で疲弊した帝国暦248年の世界で、宗教組織「ガルヲイヤ」が民を攫い始め、送り込んだ軍が壊滅した後、たった一人の兵士——「大獄院・スマッシャー・サキ」——が単身送り込まれる。ストア自身が「超オールドスクールながらも、ハイテンポ&ユーザーフレンドリー」と謳う通り、ショットガンとアサルトライフルが射撃を担う一方、右クリックの近接攻撃でカルト教徒の首を直接刎ねることができ、首を斬るとサキは一瞬無敵になる——それはストア自身が最後の手段ではなく戦略として推奨する行為で、全4エピソード・16以上のマップに渡って続く。Steam自身のレビューAPI実測では397件中387件が好評の「非常に好評」。カルトであれ何であれ、その回の敵役をギャルが銃と刃物で切り伏せる、開発者Crush-vAdin自身のオールドスクールシューターの系譜の原点であり、同開発者の『ギャルトムラ』が自らのストアページで本作を前作として名指ししている、その直系の続編にあたる。

02出典

03この原点を継ぐ発掘

ギャルトムラ 埋もれた名作

『ギャルトムラ』(GAL VS VILLAGE)は、一つの報告から始まる——統暦2XXX年23月45日、葉意背多(はいせた)村にて異界化の兆候を確認。この村名は「葉意背多」という漢字を宛てているが、読みはそのまま「廃セタ」——荒れ果てた村、を意味する言葉と同音になっている。守人である黒撥家、および村民からの犯行声明が確認され、送られたメッセージはただ一言、「私達を知れ」。これを受け、超越存在管理局は特務部隊ナンバー444を投入する——ストアの日本語表記では「血染寺・"ブラッドサッカー"・ユイ」、Steam自身の英語版ストアでは Kessenji "Blood-sucker" Yui と表記される、全身に特殊礼拝を受けて異界に適応した兵士だ。ストア自身の日本語のキャッチコピーは、その姿勢を一行で言い切っている——「わたしが、カミをころす。」。Steamの短い紹介文はこれをオールドスクールFPSと呼ぶ——SHIFTキーで高速移動し、左クリックで片手のまま銃器を撃ち放ち、右クリックで肉切り包丁をぶん回す。この二つの攻撃は武器切り替えメニューの向こうではなく、常に両方のマウスボタンの上に同時に載っている。FPSに不慣れな層のために、同じストアページは「もう迷わない(ハズ)ガイド機能」と「ほぼほぼ死なない最低難易度」も用意していると明記する。さらに、開発者自身がストア本文でこう名指しして引き継いだ仕組みもある——「前作『カルトに厳しいギャル』では業界初のマルチエンディングを搭載していましたが、勿論今作でもエンディングはマルチに選ぶことが出来ます。」これは開発者自身の未検証の主張であり、当サイトは事実として採用せず、そのまま引用するにとどめる。エンディング曲・タイトル曲「今生エターナル」はいずれも作詞作曲が開発者本人で、エンディング曲のアレンジ・レコーディング・ミックスは、バンド「色々な十字架」で「kikato」として活動するタカユキカトー氏が担当している。発売日は2026年3月11日、価格¥500(約$4.99)。無料ではない有料タイトルで、アーリーアクセスではなく正式リリース済み。Steam自身のレビューAPI実測では99件中99件が好評(不評0件)の好評率100%で、「非常に好評」——500件以上を要するさらに上の「圧倒的に好評」には届かない水準——であり、対応言語は英語・日本語のみで中国語・韓国語のローカライズはない。それでも、同じレビューAPIを言語別に当サイトが実測すると、99件のうち英語はわずか30件(30.3%)にとどまり、日本語が54件(54.5%)、残りは簡体字中国語3件・繁体字中国語1件・韓国語2件など、ローカライズされていない言語で遊んでいるプレイヤーたちに薄く分散している。Steamのコンテンツディスクリプタは「暴力またはグロテスクな表現の頻度が高い」「一般的な低俗表現」の2件で、性的表現のディスクリプタは無く、AI生成コンテンツの開示欄もストアページに存在しない。開発元・販売元は個人サークルCrush-vAdin——Bhaskara氏を名乗る開発者による親会社を持たないソロ開発で、前作『カルトに厳しいギャル』(2024)と『HAZAMA_QUEEN』は、本作とまとめて一つのSteamバンドル「Crush-vAdin's FPS Bundle」として販売されている。ストアページ上に公式Discordやソーシャルアカウントなど外部誘導リンクは見当たらず、当方の調査でも西側プレスによる報道は見つからなかった。

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