この原石は、まもなく浮かび上がる
用意はできている。でも、まだ封は解かれていない。開く日に、また来てほしい。
公開予定: 2026-07-18(JST)
あなたはスキルと、それを発動させる条件だけを組み上げ、あとは完全に手を離す。戦いはあなたが本当に計画した通りの出来で、良くも悪くも勝手に展開していく。
制作・自社発売は個人サークル「定期的な宝物」による戦闘自動化ローグライク。Steam自身の表記によれば、戦闘そのものにはいっさい手を触れない——すべては事前に決まっている。基本スキルに発動条件を組み合わせて新たな効果を生み出す。HPを消費する代わりコストが下がるスキル、とどめを刺すと最大HPが永続的に増えるスキル、コストは倍になるが二回連続で発動できるスキル。そうして組み上げた自動戦闘を、コーヒーでも飲みながら眺める。ダンジョンに入るたびに敵もスキルの選択肢も出会うイベントも変化し、繰り返すごとに強くなるのはキャラクターではなくプレイヤー自身の判断力と戦略だ。AUTOMATONの年末特集「2025年よかった国産小規模開発ゲーム11本」で取り上げられ、試行錯誤して最適化していく快感と、プログラミングが必修科目になった今の教育現場でも役立つのではという評価を受けた。東京ゲームショウ2025のインディーセレクション80にも現地出展している。発売日は2025年5月23日、価格¥690。718件のレビュー(好評660件・不評58件)で好評率約92%の「非常に好評」。無料ではない有料タイトルで、アーリーアクセスではなく正式リリース済み、AI生成アセットはなく、Steam自身のコンテンツディスクリプタ上性的な要素もない。英語と日本語に対応するが、718件のうち約214件、29.8%程度が英語レビューに留まり、支持層の大半はいまも日本国内にある。
公開 2026-07-18
01まず、その一点の感覚
- Steam自身の表記によれば、敵が現れるより前にすべてが決まっている——1回のプレイでスキルとそれを発動させる条件を組み合わせ、あとは完全に手を離す。だから緊張感は戦闘への反応にではなく、自分の設計がリアルタイムで試される様を見守る、静かな確信(あるいは不安)のなかにある。
- 組み合わせひとつひとつが計算を小さくも確実に変える——HPを消費する代わりコストが下がるスキル、とどめで最大HPが永続的に増えるスキル、コストは倍だが二回発動できるスキル。だから1プレイは、どのトレードオフが本当に正しいかを自分自身と言い争い続ける作業になり、その決着は自動化された戦闘を見守ることでしか付かない。
- AUTOMATONの年末特集は、プログラミングが日本の学校で必修科目になった今、教室で試す価値さえあるのではと本作を評している。それを知ったうえで触れると、これはプログラミングの皮をかぶったローグライクというより、仕組みをうまく設計することそれ自体が独立した満足感のあるスキルなのだ、という本物の主張のように読める。
02こういう人に刺さる
刺さる
- 戦闘に直接手を触れないローグライクが欲しい人——組むのは事前のスキルと発動条件だけで、その先にあるのは自分の計画が成功するか失敗するかを見届けることだけ
- 本当に小規模で自社発売の日本のプロダクションが欲しい人——AUTOMATON自身が「2025年よかった国産小規模開発ゲーム」に分類した個人サークルの一本で、東京ゲームショウにも現地出展している
- 「非常に好評」タイトル(718件で約92%)ながら、本当にまだ西側で発掘されていないものを掴みたい人——英語レビューはまだ約30%に留まる
合わない
- 戦闘を直接操作したい人——本作の入力は戦闘開始前だけで、始まってしまえばあとは見守るのみ
- すでに大きな英語圏の支持層に検証された作品が欲しい人——無料ではない有料タイトルでアーリーアクセスではなく正式リリース済み、AI生成アセットはなく、Steam自身のコンテンツディスクリプタ上性的な要素もないが、支持層はいまも大半が日本国内に留まる
03系譜:この味の原点
92% が好評レビューはわずか 718 件 — なのに、ほとんど誰も見つけていない
オートローグ 埋もれた名作
Steam自身の表記によれば、戦闘そのものにはいっさい手を触れない——すべては事前に決まっている。基本スキルに発動条件を組み合わせて新たな効果を生み出す。HPを消費する代わりコストが下がるスキル、とどめを刺すと最大HPが永続的に増えるスキル、コストは倍になるが二回連続で発動できるスキル。そうして組み上げた自動戦闘を、コーヒーでも飲みながら眺める。ダンジョンに入るたびに敵もスキルの選択肢も出会うイベントも変化し、繰り返すごとに強くなるのはキャラクターではなくプレイヤー自身の判断力と戦略だ。制作・自社発売は個人サークル「定期的な宝物」。AUTOMATONの年末特集「2025年よかった国産小規模開発ゲーム11本」で取り上げられ、試行錯誤して最適化していく快感と、プログラミングが必修科目になった今の教育現場でも役立つのではという評価を受けた。東京ゲームショウ2025のインディーセレクション80にも現地出展している。発売日は2025年5月23日、価格¥690。718件のレビュー(好評660件・不評58件、Steam自身のレビューAPI実測)で好評率約92%の「非常に好評」。無料ではない有料タイトルで、アーリーアクセスではなく正式リリース済み、AI生成アセットはなく、Steam自身のコンテンツディスクリプタ上性的な要素もない。英語と日本語に対応するが、718件のうち約214件、29.8%程度が英語レビューに留まり、支持層の大半はいまも日本国内にある。
あなたの手で、最初の合格をFactorio 批評的な木霊
この味の原点——Factorio。Wube Software制作による2020年のゲームで、Steam自身のストア文言によれば「複雑さを増す製品を生産する自動化工場を建設し創造する」ことが核であり、真の腕前はどの一手にもなく、あらかじめ仕組みを正しく設計し、あとは手を離れて勝手に動き続けるのを見守る点にある。Auto Rogueは公式のFactorio作品ではなく、この系譜は当サイト独自の批評的比較(本作を紹介する日本語ブログがすでに同じ比較を挙げていたことへの追認)であり、開発元「定期的な宝物」自身が明言した関連性ではないが、同じ核心的な着想を新しい枠組みへと引き継いでいる——工場ではなく戦闘そのものを、すべて事前に組み立て、あとは手を離れて動くに任せる、という発想だ。
あなたの手で、最初の合格を04あなたの手で、この原石を輝かせる
気になったら Steam で確かめて、最初の合格をあげてほしい。あなたの一押しが、埋もれた原石を輝かせる。
あなたの合格が届いた。原石が、いま光をつかんだ。
05この味の血統
- Factorio 原点
- オートローグ 現在地
- 状況を読んで組むゲーム 別の味