乙女ゲームの形を借りて、恋愛ものの型を崩す。題材は自殺と自傷——この作品はそれを最初に告げる。
まず題材から。『クラブ・スーサイド』は自殺と自傷を扱う作品だ。開発者自身のSteamの説明には「流血、暴力、重度の自傷表現、自殺をほのめかす表現」とあり、ストアの説明文には「当作品には一部暴力的・性的な描写、暴言、刺激の強い表現が含まれています」という注記も付く。分岐する選択肢を持つアドベンチャーのビジュアルノベルで(日本語版Wikipediaによれば完全版のエンディングは25種類以上・2020年の元の版は20種類)、前提はアンチロマンス——乙女ゲームの形を借りて、恋愛ものの型を崩す。開発は日本のゲーム制作サークルMORPATH(Steamのdevelopers欄・日本語版Wikipedia)、Steamの発売元はCeltia。元の版は2020年10月30日にDLsiteとBOOTHで発売され、2023年6月5日のSteam版はその完全版で、グラフィックスとサウンドを強化し、ストーリーを大幅に足している。182件中177件が好評で好評率97%の「非常に好評」、価格¥1,320の有料タイトルで、アーリーアクセスではない。BOOTHには無料の体験版がある(0円・WindowsとmacOS)。言語別のレビューは簡体字122件・日本語37件・英語12件・繁体字5件・韓国語4件・その他2件で、日本語は最大ではない。日本で好評と書ける作品ではない。Steamの対応言語は日本語のみ。日本語版Wikipediaに項目がある。英語のレビューは12件で、英語圏のプレイヤーにはほとんど届いていない。
公開 2026-08-21
01まず、その一点の感覚
- 乙女ゲームの形を借りて恋愛ものの型を崩す。だから、誰かへ向かう道を選ぶというおなじみの形が、そのまま物語が解体する対象になる。
- 日本語版Wikipediaによれば完全版のエンディングは25種類以上で、選択肢は物語の分岐になる。だから選択は決まった恋愛の報酬へ向かう一歩ではなく、選んだ道が行き着く結末を変える。
- 日本語版Wikipediaによれば、CGモードなどのゲーム機能の一部は登場人物への敬意から意図的に外されている。だから集めて見返す層がなく、物語そのものだけが手元に残る。
02こういう人に刺さる
刺さる
- Doki Doki Literature Club!の味——恋愛ゲームの型を内側から崩し、自殺を扱う形——を、日本のサークルが作った分岐ビジュアルノベルで欲しい人
- エンディングが多い(日本語版Wikipediaによれば完全版は25種類以上)分岐ビジュアルノベルで、乙女ゲームの形の上に置かれたアンチロマンスの前提が好きな人
- BOOTHのページが「アンチロマンスADV」と紹介する作品を求め、自殺と重度の自傷表現という明記された題材を受け入れられる人
合わない
- 英語で遊びたい人や、その題材を避けたい人——Steamの対応言語は日本語のみで、内容は流血・暴力・重度の自傷表現・自殺をほのめかす表現で、ストアの説明文には一部暴力的・性的な描写、暴言、刺激の強い表現を含む旨の注記もある
- 無料で遊びたい人や、日本で評価が高いという結論を求める人——Steamの完全版は¥1,320で、無料なのはBOOTHの体験版だけ。182件のレビューのうち日本語は37件で、簡体字の122件のほうが多い
03系譜:この味の原点
97% が好評レビューはわずか 182 件英語にまだ非対応 — なのに、ほとんど誰も見つけていない
クラブ・スーサイド 埋もれた名作
『クラブ・スーサイド』は自殺と自傷を題材にした作品で、このページはそれを最初に書く。開発者自身のSteamの説明には「流血、暴力、重度の自傷表現、自殺をほのめかす表現」とあり、ストアの説明文には「当作品には一部暴力的・性的な描写、暴言、刺激の強い表現が含まれています」という注記も付く。分岐する選択肢を持つアドベンチャーのビジュアルノベルで、日本語版Wikipediaによれば完全版のエンディングは25種類以上(2020年の元の版は20種類)。前提はアンチロマンスで、乙女ゲームの形を借りて恋愛ものの型を崩す。元の版のBOOTHのページも「アンチロマンスADV」と紹介している。開発は日本のゲーム制作サークルMORPATH、Steamの発売元はCeltia。元の版は2020年10月30日にDLsiteとBOOTHで発売された。2023年6月5日発売のSteam版はその完全版で、グラフィックスとサウンドを強化し、ストーリーを大幅に足している。Steam版は価格¥1,320の有料タイトルで、無料の作品ではなく、アーリーアクセスでもない。ただしBOOTHには無料の体験版がある(0円・WindowsとmacOS)。Steamでは177件が好評で、182件中97%の「非常に好評」。言語別では簡体字122件・日本語37件・英語12件・繁体字5件・韓国語4件・その他2件で、日本語は最大ではない。日本で好評と書ける作品ではない。Steamの対応言語は日本語のみで、英語には対応していない。
あなたの手で、最初の合格をDoki Doki Literature Club! 原点
この味の原点——Doki Doki Literature Club! (Steam app 698780)。『クラブ・スーサイド』とのつながりは当サイトの見立てで、開発者の公言ではない。開発者もレビューも、本作がこの作品の影響やオマージュだとは言っていないし、精神的続編でもない。受け継がれているのは形だ。どちらも恋愛ゲームの型を借りてそれを崩し、自殺を扱い、SteamのタグにもPsychological HorrorとVisual Novelを共通して持つ。はっきり違うのは出自と届き方で、『クラブ・スーサイド』は日本のサークルの作品で、Steamの対応言語は日本語のみ、2020年の元の版の完全版として有料で売られる。アンチロマンスという前提は、日本語版WikipediaとBOOTHの体験版のページ(発売元Celtiaのショップ)に書かれている。
あなたの手で、最初の合格を04あなたの手で、この原石を輝かせる
気になったら Steam で確かめて、最初の合格をあげてほしい。あなたの一押しが、埋もれた原石を輝かせる。
あなたの合格が届いた。原石が、いま光をつかんだ。
05この味の血統
- Doki Doki Literature Club! 原点
- クラブ・スーサイド 現在地
- For the GHOSTs 同じ原点
- BAKU -バク- 同じ原点
- 状況を読んで組むゲーム 別の味