系譜目利き

ブラックジャックのように、山札からカードを1枚ずつめくり合計をちょうど21に近づけていく。超えればそのターン一切行動できなくなり、ちょうど当てれば必殺技カードが手札に加わる

Steam自身の表記によれば、本作は「ブラックジャックを元にしたデッキ構築ローグライト」だ。山札から1枚ずつカードをめくっていき、「ブラックジャック」のように、めくったカードのコストの合計が21を超えるとバーストしてそのターン一切行動できなくなる。逆に合計をちょうど21にすれば「必殺技カード」が手札に加わる。エネルギーを消費すればめくったカードを手札に戻して保留できるため、ターン全体が自分のデッキそのものへの賭けになる——21を狙ってめくり続けるか、今の手で確定させるか。倒した敵からは「アイテム」がドロップし、連続攻撃に特化した「ドリルデッキ」や大量の手札を要する「ミサイルデッキ」など、異なる必殺技カードの構築を解放していく。1ランは約20分、本編はストーリー1ステージと高難易度3ステージの遊び切り構成で、全編クリア後にはさらなる高難易度を目指せるサンドボックスモードも解放される。開発・発売はともに「物部モノ子」名義で、Steamの開発者検索でもこの名義に紐づくのは本作とその体験版の2件のみ。2026年8月10日発売——本稿執筆のわずか1週間ほど前だ。31件のレビュー(好評31件・不評0件)で好評率100%。無料ではない有料タイトル($3.39)で、アーリーアクセスではなく正式リリース済み、AI生成コンテンツの開示欄は無く、Steamのコンテンツディスクリプタは完全に空である。正直に一点先に開示する——発売したばかりの新作で、31件は当サイトの基準でも薄めであり、日々増加中である。31件のうち23件が日本語、英語は5件のみで、AUTOMATON WESTを含めまだどの西側メディアも取り上げていない。

公開 2026-08-17

01まず、その一点の感覚

02こういう人に刺さる

刺さる

  • Balatroの発想——古典的なカードゲーム自身の得点ルールをローグライトのコンボエンジンとして作り替える——を、ポーカーの役ではなくブラックジャックのバースト条件で欲しい人
  • 短く濃いランが欲しい人——1ランおよそ20分、ストーリー1ステージ+高難易度3ステージ、クリア後はサンドボックスモード
  • 早いうちに見つけたい人——本稿の1週間前に発売、ソロ開発、Steamの開発者検索でもこの名義に紐づくのは本作と体験版のみ

合わない

  • 安定した数字が欲しい人——発売1週間で31件はこのサイトの基準でも薄く、今も増え続けている
  • Balatroのように1ラウンド全体で積み上がるコンボが欲しい人——本作の中心的な賭けは1枚ごとにリセットされる、21に近づけるか確定させるかの選択だ

03系譜:この味の原点

100% が好評レビューはわずか 31 件 — なのに、ほとんど誰も見つけていない

必殺!メガ子パンチ! 埋もれた名作

Steam自身の表記によれば、本作は「ブラックジャックを元にしたデッキ構築ローグライト」だ。山札から1枚ずつカードをめくっていき、「ブラックジャック」のように、めくったカードのコストの合計が21を超えるとバーストしてそのターン一切行動できなくなる。逆に合計をちょうど21にすれば「必殺技カード」が手札に加わる。エネルギーを消費すればめくったカードを手札に戻して保留できるため、ターン全体が自分のデッキそのものへの賭けになる——21を狙ってめくり続けるか、今の手で確定させるか。倒した敵からは「アイテム」がドロップし、連続攻撃に特化した「ドリルデッキ」や大量の手札を要する「ミサイルデッキ」など、異なる必殺技カードの構築を解放していく。1ランは約20分、本編はストーリー1ステージと高難易度3ステージの遊び切り構成で、全編クリア後にはさらなる高難易度を目指せるサンドボックスモードも解放される。開発・発売はともに「物部モノ子」名義で、Steamの開発者検索でもこの名義に紐づくのは本作とその体験版の2件のみ。2026年8月10日発売——本稿執筆のわずか1週間ほど前だ。31件のレビュー(好評31件・不評0件)で好評率100%。無料ではない有料タイトル($3.39)で、アーリーアクセスではなく正式リリース済み、AI生成コンテンツの開示欄は無く、Steamのコンテンツディスクリプタは完全に空である。正直に一点先に開示する——発売したばかりの新作で、31件は当サイトの基準でも薄めであり、日々増加中である。31件のうち23件が日本語、英語は5件のみ。簡体字中国語・繁体字中国語・韓国語は0件で、AUTOMATON WESTを含めまだどの西側メディアも取り上げていない。

あなたの手で、最初の合格を

Balatro 原点

この味の原点——Balatro(LocalThunk制作)。古典的なカードゲーム自身の勝利条件——役の成立するポーカーハンド——をそのままデッキ構築ローグライトのコンボ機構として作り直し、Jokerと修飾効果を積み上げて、たった1ハンドでボスの体力を吹き飛ばす大逆転を生み出す。馴染み深いカードゲームの得点ルールをラン制のコンボシステムへ作り替える、という発想自体の発明ではないが、それを西側にまるごと惚れ込ませたバージョンである。「必殺!メガ子パンチ!」はまったく別の古典ゲームで同じ手品を演じている——役の価値で得点するポーカーではなく、ブラックジャック自身のバースト条件を借り、21を超えずに近づけていき、ちょうど当てることをポーカーの得点ではなく必殺技カードの発動条件へと変える。Balatroのコンボが1ラウンド全体にわたるJokerの手札修飾から生まれるのに対し、「必殺!メガ子パンチ!」のコンボは1枚1枚のカードめくりごとのエネルギー制約付きの選択——もう1枚21に近づけるか、今の手で確定させるか——から生まれる。

あなたの手で、最初の合格を

04あなたの手で、この原石を輝かせる

気になったら Steam で確かめて、最初の合格をあげてほしい。あなたの一押しが、埋もれた原石を輝かせる。

Steam で見る

05この味の血統