バイオニックコマンドー:その系譜と、子孫と、日本での評価
01この原点とは
『バイオニックコマンドー』は、カプコンが1987年にアーケードで、1988年にファミコン向けにリリースした作品(現在はCapcom Arcade Stadiumのコレクションで遊べる)で、「グラップリングフックを主動詞とするアクションゲーム」を確立した——ジャンプボタンを一切持たず、代わりに機械の腕でスイングし、よじ登り、レベルを渡っていく兵士。ワイヤーが、普通のプラットフォーミングに後付けされた移動の近道ではなく、移動そのものの語彙全体である、というゲーム群の系譜の原点である。
02出典
03この原点を継ぐ発掘
Last Order 埋もれた名作
ストアページは自らのフックに名前をつけている——「攻撃的なワイヤーアクション」。ワイヤーは移動だけのアクションではない、とはっきり書いている。操作するのは、棄てられた思考機械ユキワリ。下水の果て、思考機械の墓場で目を覚まし、記憶を失いながらも、それでも心が求める灯り「ラストオーダー」を取り戻すため、旅に出る。仕組みとしては、3種のワイヤーツールに支えられた高難度2Dドットアクションだ——天井にワイヤーを張ってスウィング移動するスウィングワイヤーは、通り過ぎた敵を切断するため攻撃の要も兼ねる。伸縮するワイヤーを飛ばして足場や敵へ高速移動するダイブワイヤーは、敵から離脱するのも懐に飛び込むのも自在。小型敵や砲弾を絡め取って投げ返すシャックルワイヤーは、まとめて倒す攻撃と、砲弾を受け流す守りを兼ねる。成長はプレイスタイルに沿って——短期戦なら火力、長期戦なら回復力——組み立て、状況に応じて使い分ける「オーダーチップ」がさらにカスタマイズを加える。制作・自社発売はソロサークルKujiraDanceRoom。Steamに並ぶのは本作のみである。価格は¥1,980。15件のレビュー(好評14件・不評1件、Steam自身のレビューAPI実測)で好評率93%(「好評」)。無料ではない有料タイトルで、アーリーアクセスではなく正式リリース済み、AI生成コンテンツの開示欄は無く、Steamのコンテンツディスクリプタは完全に空である。対応言語は英語・日本語で、遊ぶのを止めるものは何もない。正直に一点先に開示する——15件は当サイトの最低ラインに近い薄さである。その内訳は日本語12件・英語3件だ。