系譜の原点

THE 地球防衛軍:その系譜と、子孫と、日本での評価

01この原点とは

この味の、開発者による確認は取れていないものの、もっとも近しい原点候補——THE 地球防衛軍。サンドロットが開発し、SIMPLE2000シリーズ Vol.31としてディースリー・パブリッシャーが日本国内向けに発売したアクションシューティングで、PlayStation 2向けに2003年6月26日に発売された(欧州では2004年2月27日、Agetecの販売により「Monster Attack」のタイトルで発売)。一人の巨大なヒーローが単体の怪獣に立ち向かうのではなく、プレイヤーを、都市を蹂躙する圧倒的なエイリアンの侵略に立ち向かう、大勢の中の一兵士——等身大の防衛者として、短い遭遇戦へ繰り返し送り込む。本作は、後に長寿シリーズとなる「地球防衛軍」シリーズの第1作となり、後続作は海外でもその名で展開されていく。そしてこの作品が確立したのは、以後この系譜が繰り返すことになる型——一人では終わらせられないほど大きな脅威に、小さく命ある防衛者が何度も何度も投げ込まれる、という型だ。『最終回収SQUAD』のコグリナユニットは、この同じ前提——都市規模のエイリアン兵器の大群に、短い遭遇戦を一つずつ挑んでいく——を受け継ぎながら、そこに本作独自の核を据える——倒れたユニットは、ただちに次のユニットに置き換わり、前任者が回収できた武器を受け継いで出撃する。Sunfish Kumano がTHE地球防衛軍や地球防衛軍シリーズを影響源として名指しした言明は見つかっておらず、この系譜は、日本のブログ banshu-doukoukai.com を含む独立したレビュアーたちが読み取った比較であり、どちらの側からも確認された事実ではない。

02出典

03この原点を継ぐ発掘

最終回収SQUAD 埋もれた名作

人類文明をほぼ一撃で壊滅させた超巨大エイリアン宇宙船襲来の後、それでも戦い続けるために作られた全高12mの自律型人型ユニット「コグリナユニット」を操作する、シングルプレイの2.5D FPS。開発は日本の個人開発者 Sunfish Kumano、発売は代表大柳竜児氏ただ一人による「一人パブリッシャー」、わくわくゲームズ合同会社(Waku Waku Games)。各ミッションは、往年の日本のSF・特撮作品に登場するような多脚型のエイリアン兵器を相手にした、短く歯ごたえのある遭遇戦として展開し、Steam自身の機能紹介によれば、そのどれもが同じ選択から始まる——地形を活かして遠距離から敵を切り崩すか、距離を詰めて肉薄で仕留めるか。装備はあえて限られている。ユニットが撃破されると次のユニットが即座に出撃し、倒れたユニットが落とした武器をそのまま受け継ぐ——ショップやレベリングではなく、自分自身の損失から再武装していく「お下がり」回収のループだ。戦闘の合間には僚機との軽い会話シーンが挟まり、Steamのストア表記によれば「柴犬も登場」する。8つあるSteam実績のひとつ「A Bone to Pick(骨の落とし前)」は、その柴犬を指しているようだ。本作は、同じ武器お下がり回収の核をすでに確立していた Sunfish Kumano の前作プロトタイプ「Hand-Me-Down」の完全版にあたり、刀やロケットランチャーなど新たな回収武器と、作り込まれた演出を加えて引き継いでいる。Steam自身の表記(日本語版・英語版とも一致)によれば2026年6月17日にリリースされたが、4Gamer・GAME Watchなど一部の国内メディアは発売日を6月18日と報じており、この1日のズレは太平洋時間基準の表記によるものである可能性が高いと見て、どちらか一方を黙って採用せずここに両論併記しておく。レビューはSteam自身のストアページ表記で好評率98%の「非常に好評」(Steamのレビューデータでは405件中399件が好評)。シングルプレイ専用でフルコントローラー対応、無料ではない有料作(1,500円)で、アーリーアクセスではなく正式リリース済み、AI生成アセットはなく、Steam自身のコンテンツディスクリプタ上(ids:なし、notes:なし)、性的な要素もない。対応言語は日本語・英語・簡体字中国語・繁体字中国語で、405件のレビューのうち英語は約217件、約53.6%とすでに過半数を占める。Kotaku・Noisy Pixel・Game Critixといったメディアがすでにレビューを掲載しており、「西側がまだ見つけていない一本」と呼ぶのは正直ではない。本当なのは、405件という総レビュー数はまだ西側のヒット作と比べれば小さな早い段階の数字だということで、これは「西に見逃された作品」というより「西がようやくきちんと出会い始めた作品」と読むべきものだ。

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