系譜目利き

コグリナユニットが、倒れる。次の一機はもう出撃していて、その手には、たったいま回収した武器が握られている

日本の個人開発者 Sunfish Kumano が開発し、一人パブリッシャーのわくわくゲームズ合同会社(Waku Waku Games)が発売するシングルプレイ2.5D FPS。超巨大エイリアン宇宙船が人類文明をほぼ一撃で壊滅させたのち、それでも戦い続ける全高12mの自律型人型ユニット「コグリナユニット」を操作し、往年の特撮・SF作品を思わせるエイリアン兵器との、短く歯ごたえのある遭遇戦に挑む。地形を活かして遠距離から崩すか、距離を詰めて肉薄で仕留めるか——そのたびに選ぶことになる。装備はあえて限られていて、ユニットが倒れると次のユニットが即座に出撃し、前任者が回収できた武器をそのまま受け継ぐ。Sunfish Kumano の前作プロトタイプ「Hand-Me-Down」の完全版にあたる。2026年6月にリリースされ、405件のレビューで好評率98%の「非常に好評」。Kotaku・Noisy Pixel・Game Critixといったメディアがすでにレビューを掲載しており、レビュー数そのものはまだ小さいものの、西側はすでにこの作品と出会い始めている。

公開 2026-07-09

01まず、その一点の感覚

02こういう人に刺さる

刺さる

  • 圧倒的なエイリアンの侵略に、等身大の防衛者たちが一戦一戦、身を投げ出していく「地球防衛軍」的な味が好きで、それを「自分が操るのは常に一機」「倒れれば、前任者の落とした武器を受け継いだ次の一機が出撃する」という形に据え替えたものが欲しい人
  • 戦う前の分岐そのものが毎回の勝負になるゲームが欲しい人——地形を活かして多脚型の兵器を遠距離から崩すか、距離を詰めて肉薄で仕留めるか。装備は極端に限られていて、倒れた僚機の武器だけが唯一のアップグレードになる
  • 個人開発者が一つのアイデアを完成させた形を早めに触りたい人——本作は Sunfish Kumano の前作プロトタイプ「Hand-Me-Down」の完全版で、405件のレビューで好評率98%の『非常に好評』。Kotaku・Noisy Pixel・Game Critixがすでに書いている一本に、より大きな注目が集まる前に触れる

合わない

  • 西側がまだ触れていない、完全に未発見の一本が欲しい人(405件のレビューのうち約53.6%はすでに英語で、Kotaku・Noisy Pixel・Game Critixといったメディアもすでにレビューを掲載している。だから「西側が見つけていない」と呼ぶのは正直ではない。本当なのは、405件という総レビュー数は、西側のヒット作と比べればまだ小さく早い段階の数字だということだ)
  • 複数人で操るチーム編成や、オンライン協力プレイが欲しい人(Steam上ではシングルプレイ専用で、常に1機のコグリナユニットを操作する形式。無料ではない有料の正式リリース済みタイトルで、アーリーアクセスではなく、AI生成アセットはなく、Steam自身のディスクリプタ上、性的な要素もない)

03系譜:この味の原点

98% が好評レビューはわずか 405 件 — なのに、ほとんど誰も見つけていない

最終回収SQUAD 埋もれた名作

人類文明をほぼ一撃で壊滅させた超巨大エイリアン宇宙船襲来の後、それでも戦い続けるために作られた全高12mの自律型人型ユニット「コグリナユニット」を操作する、シングルプレイの2.5D FPS。開発は日本の個人開発者 Sunfish Kumano、発売は代表大柳竜児氏ただ一人による「一人パブリッシャー」、わくわくゲームズ合同会社(Waku Waku Games)。各ミッションは、往年の日本のSF・特撮作品に登場するような多脚型のエイリアン兵器を相手にした、短く歯ごたえのある遭遇戦として展開し、Steam自身の機能紹介によれば、そのどれもが同じ選択から始まる——地形を活かして遠距離から敵を切り崩すか、距離を詰めて肉薄で仕留めるか。装備はあえて限られている。ユニットが撃破されると次のユニットが即座に出撃し、倒れたユニットが落とした武器をそのまま受け継ぐ——ショップやレベリングではなく、自分自身の損失から再武装していく「お下がり」回収のループだ。戦闘の合間には僚機との軽い会話シーンが挟まり、Steamのストア表記によれば「柴犬も登場」する。8つあるSteam実績のひとつ「A Bone to Pick(骨の落とし前)」は、その柴犬を指しているようだ。本作は、同じ武器お下がり回収の核をすでに確立していた Sunfish Kumano の前作プロトタイプ「Hand-Me-Down」の完全版にあたり、刀やロケットランチャーなど新たな回収武器と、作り込まれた演出を加えて引き継いでいる。Steam自身の表記(日本語版・英語版とも一致)によれば2026年6月17日にリリースされたが、4Gamer・GAME Watchなど一部の国内メディアは発売日を6月18日と報じており、この1日のズレは太平洋時間基準の表記によるものである可能性が高いと見て、どちらか一方を黙って採用せずここに両論併記しておく。レビューはSteam自身のストアページ表記で好評率98%の「非常に好評」(Steamのレビューデータでは405件中399件が好評)。シングルプレイ専用でフルコントローラー対応、無料ではない有料作(1,500円)で、アーリーアクセスではなく正式リリース済み、AI生成アセットはなく、Steam自身のコンテンツディスクリプタ上(ids:なし、notes:なし)、性的な要素もない。対応言語は日本語・英語・簡体字中国語・繁体字中国語で、405件のレビューのうち英語は約217件、約53.6%とすでに過半数を占める。Kotaku・Noisy Pixel・Game Critixといったメディアがすでにレビューを掲載しており、「西側がまだ見つけていない一本」と呼ぶのは正直ではない。本当なのは、405件という総レビュー数はまだ西側のヒット作と比べれば小さな早い段階の数字だということで、これは「西に見逃された作品」というより「西がようやくきちんと出会い始めた作品」と読むべきものだ。

あなたの手で、最初の合格を

THE 地球防衛軍 系譜上の原点(推定)

この味の、開発者による確認は取れていないものの、もっとも近しい原点候補——THE 地球防衛軍。サンドロットが開発し、SIMPLE2000シリーズ Vol.31としてディースリー・パブリッシャーが日本国内向けに発売したアクションシューティングで、PlayStation 2向けに2003年6月26日に発売された(欧州では2004年2月27日、Agetecの販売により「Monster Attack」のタイトルで発売)。一人の巨大なヒーローが単体の怪獣に立ち向かうのではなく、プレイヤーを、都市を蹂躙する圧倒的なエイリアンの侵略に立ち向かう、大勢の中の一兵士——等身大の防衛者として、短い遭遇戦へ繰り返し送り込む。本作は、後に長寿シリーズとなる「地球防衛軍」シリーズの第1作となり、後続作は海外でもその名で展開されていく。そしてこの作品が確立したのは、以後この系譜が繰り返すことになる型——一人では終わらせられないほど大きな脅威に、小さく命ある防衛者が何度も何度も投げ込まれる、という型だ。『最終回収SQUAD』のコグリナユニットは、この同じ前提——都市規模のエイリアン兵器の大群に、短い遭遇戦を一つずつ挑んでいく——を受け継ぎながら、そこに本作独自の核を据える——倒れたユニットは、ただちに次のユニットに置き換わり、前任者が回収できた武器を受け継いで出撃する。Sunfish Kumano がTHE地球防衛軍や地球防衛軍シリーズを影響源として名指しした言明は見つかっておらず、この系譜は、日本のブログ banshu-doukoukai.com を含む独立したレビュアーたちが読み取った比較であり、どちらの側からも確認された事実ではない。

あなたの手で、最初の合格を

04あなたの手で、この原石を輝かせる

気になったら Steam で確かめて、最初の合格をあげてほしい。あなたの一押しが、埋もれた原石を輝かせる。

Steam で見る

05この味の血統