系譜の原点

Coin Pusher:その系譜と、子孫と、日本での評価

01この原点とは

Coin Pusherは、RewindApp制作による2019年のPC作品で、縁日やゲームセンターにある実物のコインプッシャー(メダル落とし)機を同名のままデジタル再現した一本だ。コインは動く棚の上を滑り、投入した一枚一枚が、積み重なった他のコインを縁から落とすかもしれないし、落とさないかもしれない。この系譜は、開発元が明言した影響ではなく、当サイトが確認した本物の機構上の祖先を示すための整理である——古銭プッシャーフレンズ2が土台とする、物理的なコインプッシャーという着想の早期デジタル化であり、一人で遊ぶアーケード機を、江戸時代・妖怪退治・最大4人協力プレイのゲームへと作り変えている。

02出典

03この原点を継ぐ発掘

古銭プッシャーフレンズ2 埋もれた名作

Steam自身の表記によれば、本作は江戸時代を舞台にしたオンライン協力プレイ型のコインプッシャーゲームで、最大4人のプレイヤーが協力してコインを押し出し、妖怪を退治したり、どくろの大群を退けたり、ジャックポットを目指したりする。ゲームを進めると様々な強化や装備で能力アップでき、一期一会のランダムマッチング、フレンドだけのフレンドマッチング、ソロプレイのいずれにも対応する。協力イベントには妖怪を退治するイベントや、玉入れのように桶にコインを入れる桶入れゲームがあり、妖怪はプレイヤーの強さに応じてより強くなり、強い妖怪ほど報酬額も増加する。江戸時代らしい景品もいろいろ収集でき、獲得した景品に応じて景品ポイントが加算され、一定以上のポイントで勾玉が出現する。副射出機や旗などの装備品、コインの攻撃力アップや連射速度アップは、プレイで得た古銭や景品で得た勾玉を消費して購入する。2021年発売の前作『古銭プッシャーフレンズ』から続くシリーズの2作目にあたる。制作・自社発売はSTP WORKS、小規模な独立系企業で、Game*Sparkのインタビューで開発者本人「ダンおじ」氏は「ちょうど2年前に友人とゲーム会社を起業しまして、2人でゲーム開発と販売を行っています。友人は開発で、私がマーケティングや会社運営関連をしています。会社の代表は友人です」と語っている。本作自体はCAMPFIREでのクラウドファンディングを経て発売され、2023年4月28日〜5月12日の実施で、目標1万円に対し644,500円、346人の支援者を集めた——目標額の60倍以上にあたる。発売日は2023年5月18日、価格¥470。469件のレビュー(好評425件・不評44件、Steam自身のレビューAPI実測)で好評率約90.6%の「非常に好評」。無料ではない有料タイトルで、アーリーアクセスではなく正式リリース済み、Steam実績・クラウド対応あり、AI生成アセットはなく、Steam自身のコンテンツディスクリプタ上性的な要素もない。英語・日本語・簡体字/繁体字中国語に対応するが、469件のうち約44件、9.4%程度が英語レビューに留まり、支持層の大半はいまも日本にある。

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