系譜の原点

Furi:その系譜と、子孫と、日本での評価

01この原点とは

Furiは、The Game Bakers制作による2016年のアクションゲームで、ボスラッシュを最も純粋な形まで削ぎ落とした一本だ——通常の雑魚敵や探索でその間を埋めることなく、個性的な相手との一対一の決闘だけが連続する。この系譜は、ここで結びつける開発元自身が明言した関連性ではなく、当サイト独自の批評的比較である——連続するボス戦だけでゲーム全体を構成できるという着想、次に誰と戦うかだけが設計のすべてになるという発想、その原点にあたる一本だ。

02出典

03この原点を継ぐ発掘

黒歴史ファイターズ 埋もれた名作

Steam自身の表記によれば、本作はボスラッシュのみで構成されたアクションゲームで、36体のプレイアブルキャラから自由に選び、36戦のボスラッシュを勝ち抜けばクリアとなる。新しいキャラクターはバトルの勝利で得た召喚チケットを使って「召喚」で入手し、すでに持っているキャラと重複した場合はそのキャラのレベルが上がる仕組みで無駄にならない。想定プレイ時間は2〜6時間、エンディングは1種類。舞台は、ダークマターが科学的に解明される前に人類の脳がそれへの干渉に成功してしまった世界——このダークマター認識爆発は一人の少年を中心に全世界へ広がり、多くの人間がやがてそれを「魔法」と呼ぶようになり、現代社会は剣と魔法のファンタジーへと変貌した。その中心となった少年「サジャ」が、世界を混乱から救うのか、さらなる混沌へ突き進むのか、という物語だ。4Gamer自身の取材記事によれば、作者のXで公開されているキャラクター紹介の投稿は、どれも誰かの黒歴史に存在していそうな厨二病な設定になっているという。また別記事では、Game*Sparkの古参インディーレビュアー吉田輝和氏が、自身が子供の頃ノートにオリジナルキャラクターのイラストやプロフィールを描いていたことになぞらえて紹介しているが、これは吉田氏本人の少年時代を懐かしむ読み解きであり、開発者ジェッドム氏が公式に述べた制作経緯ではないことをここで明確にしておく。制作・自社発売はソロ開発者、リリース日は2025年10月23日、価格¥500。13件のレビュー(好評13件・不評0件、Steam自身のレビューAPI実測)で好評率100%の「好評」。無料ではない有料タイトルで、アーリーアクセスではなく正式リリース済み、Steam実績あり、AI生成アセットはなく、Steam自身のコンテンツディスクリプタ上性的な要素もない。日本語・英語に対応するが、13件のうち英語レビューは0件——これだけレビュー数が少ないことも踏まえれば、見過ごされているというより、単純にまだ見つかっていないというのが正直なところだ。

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