Hotline Miami:その系譜と、子孫と、日本での評価
01この原点とは
Hotline Miami は、スウェーデンの2人組スタジオ Dennaton Games(Jonatan Söderström と Dennis Wedin)が開発し、Devolver Digital が販売した見下ろし型アクションで、2012年10月に発売された。毒々しく脚色された1989年のマイアミを舞台に、覆面の殺し屋が留守番電話に残された暗号めいた指示に従い、武装した犯罪者で満ちた建物へ向かう。プレイヤーは敵とまったく同じように一撃で死に、死ぬとほぼ即座に同じ部屋へ戻されて再挑戦する。この「一撃死・即時再挑戦」のループを、ネオンのシンセウェイブ楽曲と暴力的なドット絵表現とともに結晶化させ広く知らしめた作品であり、死に続けては摩擦なく再挑戦する見下ろし型アクションの系譜の原点である。
02出典
03この原点を継ぐ発掘
SONOKUNI 埋もれた名作
バイオSFで描き直された日本神話の世界で、大国「ワノクニ」に単身潜入する暗殺者タケルを操る、見下ろし型ハードコア高速アクション。開発は日本のヒップホップグループ DON YASA CREW、販売は日本のローカライズ会社 架け橋ゲームズ(Kakehashi Games)。すべての戦いは、同じ速く容赦のないループの上に成り立つ——一撃で死ぬのは、行く手を阻む誰とも変わらない。だが神威によってほぼ即座に復活し、最後のミスがまだ着地し切らないうちに、同じ部屋へ身を投げ直す——体力ゲージではなく、反復によって覚えていく。手数はあえて絞り込まれながら、3つの核となる動きで層を成す——attackは戦いをその場で終わらせ、parryは盾を使って受けた一撃をそのまま撃った相手へ弾き返し、slowは、一瞬前には無かった隙を見出せるだけの引き伸ばされた時間を作る。次の瞬間がそのどれを求めているかを読むこと、それがゲームのすべてだ。ステージは一本道ではなく複数のルートへ分岐し、タイムを狙う人向けのスピードラン専用モードと、本作の難度と戦わずにタケルの暗殺劇を追いたい人向けの、物語重視のEasyモードを備える。BGMは、開発元自身である DON YASA CREW が手がけたオリジナル日本語ラップ——コロナ禍でライブ活動が止まったのを機に、2020年からゲーム制作を始めた彼らにとって、本作は実質的なデビュー作である。2025年3月24日にリリースされ、120件のレビュー中98%が好評の「非常に好評」。無料ではない有料作で、アーリーアクセスではなく正式リリース済み。AI生成アセットはなく、Steam自身のコンテンツディスクリプタ上、暴力・グロ表現のみで性的な要素はない。英語・日本語のほか、フランス語・イタリア語・ドイツ語・スペイン語(スペイン)・ポルトガル語(ブラジル)・ロシア語・簡体字/繁体字中国語・韓国語の11言語に対応し、120件のうち英語レビューは約45件(約37.5%)を占める。海外メディアの言及も出てきてはいるが、レビュー総数120件という規模では、まだニッチな発掘にとどまっている。