賢くなるパズル:その系譜と、子孫と、日本での評価
01この原点とは
KenKen(日本名・賢くなるパズル、海外名 Calcudoku)は、日本の教育者・宮本哲也が2004年に、子どもを教えずに賢くするための道具として考案した算数の論理パズルである。ラテン方陣のグリッドが太線で「ケージ」と呼ばれるまとまりに区切られ、各ケージには目標の数と四則演算のいずれか一つが添えられる。解き手は、各行・各列に数字が重複しないようにしながら、ケージ内の数字を指定された演算で組み合わせて目標値ぴったりにしていく。各行・各列で数字を重複させないラテン方陣の論理と、+−×÷で数字をぴったりの値にするという要求を融合させ、「数字を計算してぴったりの目標値にする」ことで解く現代の算数論理パズル——その系譜を確立した原点である。公式 Steam 版は存在せず、原点は Wikidata のエントリで同定する。
02出典
03この原点を継ぐ発掘
エレクトロジカル 埋もれた名作
ジグソーパズルと四則演算(+−×÷)を掛け合わせた、日本の通電パズル。数字が書かれた凹凸ピースを四則演算で繋ぎ、ゴールの目標値ぴったりに電力を調整して回路に通電させる。遠未来のテラフォーミングを舞台に、超伝導生命体「neko」と共に、老朽化した発電炉(配電ダンジョン)を修復していく。操作はマウスのみ、手描きのドット絵で、250以上のステージ、時間制限はなく、ヒントも備わっている。プレイ時間は約4〜6時間。沖縄在住の個人開発者 kinjo が制作し、東京の日本インディーパブリッシャー Phoenixx(株式会社Phoenixx)が販売する、第1回 GYAAR Studio インディーゲームコンテスト(バンダイナムコスタジオ)の入賞作だ。2024年11月にアーリーアクセスを開始し、2026年4月15日に正式リリース——アーリーアクセスは脱している。85レビュー93%で非常に好評。英語・日本語・簡体字中国語・繁体字中国語・ドイツ語・ロシア語に対応済み(英語レビューは約23.5%)だが、広い西側はまだほとんど見つけていない。価格980円の有料作・正式リリース済みである。