系譜の原点

扫雷冒险谭2 ~露露姆的冒险~:その系譜と、子孫と、日本での評価

01この原点とは

ジャンル上の原点ではなく、このヒロインが本作より前に主演していた一本——扫雷冒险谭2 ~露露姆的冒险~(Minesweeper Adventure Tale 2: Rurumu's Adventure)。『機核覚醒~ルルムの決意~』と同じ開発元 CelLab による、数字を読んで地雷を見極めるアドベンチャーで、発売(中国市場向けローカライズ)は OTAKU Plan、2021年3月19日にリリースされた。Steam自身の表記によれば対応言語は簡体字中国語のみ。主人公は本作と同じロボットのルルムで、目指すゴールも変わらない——ノルル村(诺鲁鲁村)の人々を無事に村へ帰すこと。この前作では、ある事件で村への帰り道が地雷原と化してしまい、ルルムが地雷除去の旅に出る。ストアページによれば、開いたマスに表示される数字が周囲の地雷数を示し、その数字を手がかりに100を超えるステージで地雷を見極めてマークしていく——道中には手助けとなるアイテムや妨害となる罠もあり、ステージクリア報酬で得られる「星」を使って装備したスキルを強化していく。『機核覚醒~ルルムの決意~』は、同じルルムと同じ「村を守る」という動機を受け継ぎながら、この数字読み型の地雷パズルを、リアルタイムで切り替え可能な戦闘と、もう一人の操作キャラクターへとまるごと置き換えている。

02出典

03この原点を継ぐ発掘

機核覚醒~ルルムの決意~ 埋もれた名作

「ご主人様を幸せにする」という自らの使命を果たすため、より人間らしくなることで「人類の幸せ」とは何かを理解しようとしているロボット、ルルム。「村長様といつまでも幸せに暮らしたい」と願ったことをきっかけに機核(コア)が覚醒し意識を持つに至ったが、その覚醒こそが本来の目的の妨げになってしまっていた。ある事件で村長を守り切れず、自分の戦闘能力のなさを思い知ったルルムは、「村を守る」ことを新たな目標に掲げ、自分自身の「戦い方」を探す旅に出る。開発・発売は日本の小規模スタジオ CelLab(セルレ部)と、レーベル 072 Project / 072 News。ルルムがこの任務と操作を分け合う相棒は、退魔機関に属する戦巫女コハル(狐憑コハル)——幼い頃から鍛えられ、実際の鬼よりも堕ちてしまった仲間の巫女を手にかけてきた経験の方が多く、いっそ心を持たない退魔ロボットになれたらと密かに思っている人物だ。Steam自身のストア表記によれば、この2人はミッション中に異なる戦闘スタイルを切り替えて使い分けられ、目の前の状況を読んでどちらが有利かを選ぶ設計になっている。ミッションでは多様な敵と宝物が待ち構え、ミッションチャレンジの達成とハイスコアを狙う作りで(実績の一つはそのまま「Perfect Chain Destruction」という名前が付いている)、そこに2人それぞれ独立したRPG的な装備・強化が重なる。実績一覧からは、「コハル編」という専用チャプターを含む章立て構成、3つの探索エリア(村外れ・雪山・地下通路)、そして本編の鬼一党の陰謀を阻止した後に階層ごとに挑めるおまけモード「無限の塔」の存在も確認できる。Steam自身の表記(日本語版・英語版ストアとも一致)によれば2026年4月30日にリリースされ、Steam自身のストアページで好評率98%の「非常に好評」(Steamのレビューデータでは96件中94件が好評)。無料ではない有料タイトル(米国12.99ドル、日本では1,980円)で、アーリーアクセスではなく正式リリース済み、AI生成アセットはなく、Steam自身のコンテンツディスクリプタ上(ids:なし、notes:なし)性的な要素もない。対応言語は繁体字中国語・英語・日本語のテキストとインターフェースのみ(簡体字中国語・韓国語は非対応)。IGDB・Metacritic・Kotaku・Backloggdといったサイトにはすでにページが存在し、インディートラッカーのPixelWaveも取り上げているが、実質的な西側編集メディアのレビューや特集記事は見当たらない——96件のレビューのうち英語はまだ約18件、約18.8%に留まり、「西側に発見された」と呼ぶのは正直ではない。本当なのは、日本国外での認知はまだ始まったばかりだということだ。

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