Orwell: Keeping an Eye on You:その系譜と、子孫と、日本での評価
01この原点とは
Orwell: Keeping an Eye on You は、Osmotic Studios が開発し Daedalic Entertainment が販売した調査アドベンチャーで、2016年に発売された。プレイヤーは政府の監視システム「The Orwell」のオペレーターとなり、対象人物のオンラインの痕跡——SNSの投稿、チャットのログ、私的なファイル、ニュース——「だけ」を読み、真偽の入り混じる証拠の断片をプロファイルへドラッグして、その人物が何者で何をしたのかを確定していく。公開情報やリークされた情報を読み解き、どの一節を証拠として提出するかを選ぶことで推理を組み上げる仕組みにより、「人物のデジタルな足跡だけで事件を解く」OSINT 調査型アドベンチャーの系譜を確立した、その原点である。
02出典
03この原点を継ぐ発掘
ミカクテイ事件の観測者-Demons'Timeline- 埋もれた名作
ネット探偵「エル」となり、架空の巨大SNS「パロッター」のタイムライン情報「だけ」を頼りに怪事件の真相を解く、日本のSNSパズル推理アドベンチャー。犯人は超常能力者「アクマ」で、怪事件「パラドックス」(殺人事件)は、投稿の手がかり(性別・年齢・職業・人間関係)を読み、公開アカウントと裏アカウントを紐付け、パスワードで削除データを復元し、投稿を根拠として正しく引用し、最後にハッシュタグを当てはめて推理を完成させることで解いていく。OSINT風調査で、全9ステージ、時間制限もゲームオーバーも無い。核にあるのは「読む力」「取捨選択」「論理的思考」だ。日本の同人/インディーチーム DigitalCats による一本で、2026年4月発売。276レビュー98%で非常に好評なのに、英語レビューは約21件(7.6%)しかなく、広い西側はまだほとんど見つけていない。英語と日本語に対応済みで、価格1,300円の有料作・正式リリース済みである。