ポニー・アイランド:その系譜と、子孫と、日本での評価
01この原点とは
『ポニー・アイランド』は、Daniel Mullins Gamesが開発・発売した2016年の作品で、「自分を閉じ込めているゲームを、壊すことでしか抜け出せない」という着想を確立した——安っぽいアーケード筐体に見えるものは、実は悪魔が作った牢獄であり、攻略とは、その偽のゲームを意図通りに遊ぶことではなく、意図的にハッキングし、破壊し、グリッチさせることである。閉じ込められている場所そのものが壊れたソフトウェアであり、自由になるにはそれをより壊さねばならない、というホラーゲーム群の系譜の原点である。
02出典
03この原点を継ぐ発掘
GLiTCHiA 埋もれた名作
Steam自身の表記によれば、本作は2つの前提を最初に提示するホラーアドベンチャーだ——2Dのレトロゲームがグリッチで狂うと、それは三次元に侵食する。しかし狂わせなければ、大切なものを見つけられない。あなたはクラウド空間の最果て、ゲームたちの墓場にいて、目の前のレトロゲームをプレイしながら、背後に迫るものにも気を配る。ストア文言が投げかける問いは、作りかけて捨てられ、間違ったエンディングを迎えたゲームの主人公「アビ」を、そこから救い出せるかどうか。道中には、記憶で繋がったさまざまなゲームが現れる。制作・自社発売はソロ開発者Midori Games(みどりげーむず名義でも表記)。Steamに並ぶ8作品には、本作のレビュアーたちが同じ系譜として名指しする前作三部作(No Ghost in Stay Home / No Ghost in Circus Caravan / No Ghost in Sky Elevator)も含まれる。価格は¥1,200。11件のレビュー(好評10件・不評1件、Steam自身のレビューAPI実測)で好評率91%(「好評」)。無料ではない有料タイトルで、アーリーアクセスではなく正式リリース済み、AI生成コンテンツの開示欄は無く、Steamのコンテンツディスクリプタは完全に空である。対応言語は英語・日本語ほか複数言語で、遊ぶのを止めるものは何もない。正直に一点先に開示する——11件は当サイトの最低ラインに近い薄さだが、直接読むと、プレイ時間・ネタバレタグ・前作シリーズへの言及など、具体的で正真の日本語コメントであり、薄っぺらいレビュー母体ではない。その内訳は日本語7件・英語3件だ。