系譜目利き

目の前にドラゴン娘が座り、二人の間には赤いボタンがある。この結末が13通りに分かれる理由は、それを押すか、いつ押すか、それだけだ

もとは2023年10月、Unity1Weekゲームジャムの「1ボタン」お題に応じて、制作者Indigo Ingotsがイラストpolaritia・サウンドかずら's MUSICと組んで無料公開した、5分・クリックのみの分岐ノベル。Steam版は東京の小規模インディーパブリッシャー、わくわくゲームズが発行するフルボイス版へ拡張されている。Steam自身の表記によれば、目の前のドラゴン娘が怪しい動きをしたり危害を加えてくると感じたら、すぐに目の前のボタンを押す——処刑はただちに実行される。ボタンを押すか押さないか・押すタイミング・選択肢によって物語は全13種類のエンディングへ分岐し、プレイヤーの好奇心と罪悪感が試される。本エディションでは、ドラゴン娘ミラのフルボイス化・エンディング追加とそれに伴う新規BGM/スチル/立ち絵差分・Steam実績・ギャラリー機能が、無料版に加えられている。リリース日は2026年1月28日、307件のレビュー(好評274件・不評33件)で好評率89%の「非常に好評」。無料ではない有料タイトルで、アーリーアクセスではなく正式リリース済み、AI生成アセットはなく、Steam自身のコンテンツディスクリプタ上は「一般成人向け」のみで、Steam自身の注記は「流血・暴力・性的表現は含まれません」と明記する。日本語・英語・簡体字/繁体字中国語に対応するが、307件のうち約90件、29.3%程度がすでに英語レビューで、西側メディアでも2件話題になった(AUTOMATON WESTが売上1万本突破のニュース、Niche Gamerが設定への反発のニュース)が、どちらもレビューではない——Kotakuのページは自動生成データベースリストで、Metacriticの批評家レビューは「まだ利用不可」のままだ。

公開 2026-07-15

01まず、その一点の感覚

02こういう人に刺さる

刺さる

  • 約5分で完結する、極めて短く緊張感の高い分岐ノベルが欲しい人——たった一つのボタンと、それを押すか・いつ押すかという道徳的な重みを軸に、13種のエンディングへ分岐する
  • Steamへ届いた小規模な日本のジャム発プロダクションが欲しい人——制作者Indigo Ingotsによる2023年10月のUnity1Week無料版を、フルボイス化した有料版に拡張し、東京の小規模インディーパブリッシャー わくわくゲームズが発行した一本
  • 西側ではまだ話題になっただけでレビューされていない「非常に好評」タイトル(307件のレビューで89%)を掴みたい人——AUTOMATON WESTとNiche Gamerはニュースとして報じたが、実際のレビューを出した媒体はまだなく、英語レビューもまだ約29%に留まる

合わない

  • 長時間のボリュームや多数の登場人物が欲しい人——本作は5分・単一シーンの分岐ノベルで、登場人物はもう一人だけ、戦闘や探索は無い
  • 西側メディアにすでにレビューされた作品が欲しい人——Steam自身のコンテンツディスクリプタ上は「一般成人向け」のみで流血・暴力・性的表現は明示的に含まれないが、英語圏で受けた2件の言及はニュース報道でありレビューではなく、無料ではない有料タイトルで、アーリーアクセスではなく正式リリース済み、AI生成アセットはない

03系譜:この味の原点

89% が好評レビューはわずか 307 件 — なのに、ほとんど誰も見つけていない

イツカノヨル 埋もれた名作

Steam自身の表記によれば、目の前の少女が怪しい動きをしたり危害を加えてくると感じたら、すぐに目の前のボタンを押す——処刑はただちに実行される。1プレイは約5分、操作は基本的にクリックのみで、ボタンを押すか押さないか・押すタイミング・選択肢によって物語が枝分かれし、プレイヤーの好奇心と罪悪感の在り方で全13種類のエンディングへ分岐する。本作は2023年10月、日本のゲームジャムサイト「unityroom」でUnity1Week「1ボタン」お題の参加作として、制作者Indigo Ingots(企画・シナリオ・プログラム)がイラストpolaritia・サウンドかずら's MUSICと組んで無料公開したのが始まりだ。Steam自身の開発者クレジットは「Indigo Ingots, Starlit Chronicles Studio」と並記しているが、後者が別チームなのかIndigo Ingots本人の商業リリース名義なのかは独立した情報源で確認できず、推測せずそのまま事実として記す。この商業版では、ドラゴン娘ミラ(声:菜月なこ)のフルボイス化・エンディング追加とそれに伴うBGM/スチル/立ち絵差分の追加・Steam実績・ギャラリー機能・英語と中国語(繁体字/簡体字)対応が、無料版に加えられている。発行は東京の小規模インディーパブリッシャー、わくわくゲームズ。リリース日は2026年1月28日、307件のレビュー(好評274件・不評33件)で好評率89%の「非常に好評」。無料ではない有料タイトルで、アーリーアクセスではなく正式リリース済み、AI生成アセットはなく、Steam自身のコンテンツディスクリプタ上は「一般成人向け」のみで、Steam自身の注記が「流血・暴力・性的表現は含まれません」と明記している。日本語(フルボイス)・英語・簡体字/繁体字中国語に対応するが、307件のうち約90件、29.3%程度がすでに英語レビューで、西側メディアでも2件話題になった——AUTOMATON WESTが売上1万本突破を報じ、Niche Gamerが「処刑ボタン」という設定への反発を報じている——が、どちらもレビューではない。Kotakuの専用ページはIGDB由来の自動生成データベースページで著者名が無く、Metacriticの批評家レビューは「まだ利用不可」のまま。つまりこれは、西側で話題にはなったが、まだレビューでは語られていないゲームということになる。

あなたの手で、最初の合格を

イツカノヨル(unityroom無料版) 無料版の原点

本作が育った、その無料版の原点——2023年10月、Unity1Weekゲームジャムの「1ボタン」お題に応じて、制作者Indigo Ingotsがイラストpolaritia・サウンドかずら's MUSICと組み、unityroomで無料公開した。その配信ページ自体によれば、この時点ですでに同じ骨格——5分・クリックのみで進み、目の前の処刑ボタンを押すか押さないか、いつ押すかで分岐する物語——を備えていた。Steam版『イツカノヨル(5omeday)』は、外部からこのDNAを借りた新作ではない——Steam自身の表記によれば、この同じ無料ジャムゲームの商業版であり、フルボイス化・エンディング追加・英語/中国語対応を加えている。

あなたの手で、最初の合格を

04あなたの手で、この原石を輝かせる

気になったら Steam で確かめて、最初の合格をあげてほしい。あなたの一押しが、埋もれた原石を輝かせる。

Steam で見る

05この味の血統