出口は無い。あるのは、どの死に辿り着くかだけ。
成人男性2人が業務用の冷凍庫に閉じ込められる、無料の日本産・心理ホラーノベルゲーム。生存エンドは無い。冷えが進むにつれ、ゲームは低体温症の実際の進行——幻覚、矛盾脱衣——を辿りながら、埋もれた「真相」と4つの死のいずれかへと向かわせる。1周は約15〜20分、操作はマウスのみ、PSX風のローポリで描かれ、選択肢は特別な会話を開き、確率で発火するランダムイベントが各周回に小さな差を生む。日本の個人開発者 みつどもえ工房 による無料の同人作で、SCP財団 の異常存在ホラーの系譜に連なる。Steam版の対応言語は日本語のみで、英語レビューは約16件しかなく、広い西側はこの作品をまだほとんど見つけていない。
公開 2026-06-26
01まず、その一点の感覚
- 扉が開かないと分かった最初の瞬間に、このゲームはあらゆるサバイバルホラーが約束するもの——「出口」——を取り上げる。生存エンドは無い。だから手を止めさせないのは脱出の希望ではなく、これが「どう」「なぜ」終わるのかを知りたい引力だ。
- 恐怖は、身体が決まった順序で壊れていくことそのものにある。冷えがじわじわと忍び寄り、幻覚が部屋に滲み出し、低体温症末期の実在症状である「矛盾脱衣」が訪れる。襲いかかる怪物ではなく、自分自身の生理現象が、目を逸らせない症例のように読み上げられていく——その不気味さだ。
- 1周は15〜20分で、4つの死のいずれかに着地する。選択肢と確率イベントが周回ごとに小さな差を残すから、一つの死を見届けるたびに、次の分岐を辿り、その下に沈む真相を組み上げたくて、もう一度手が伸びる。
02こういう人に刺さる
刺さる
- SCP財団 の異常存在ホラー——人を密室に閉じ込め、説明のつかないものを無機質な報告書の文体で読み上げることで、ジャンプスケアではなく実存的な恐怖を立ち上げる——が好きな人
- 生存エンドの無いまま、冷凍庫で凍えていく2人の男を描く密室心理ホラーノベルが欲しい人——低体温症の実際の症状を辿って4つの死へ向かい、選択肢とランダムイベントを周回で辿れる
- 広い西側がまだほとんど見つけていない、無料・マウスのみの日本の個人同人原石が欲しい人——97%で非常に好評、PSX風ローポリで、1周20分弱で終えられる短さ
合わない
- 希望や生存ルート、ハッピーエンドが欲しい人(本作は生存エンドを持たない設計で、どの道も4つの死のいずれかに至り、魅力は脱出ではなく堕ちていくことそのものにある)
- 日本語が読めない人、または密室での低体温症・自傷・流血・死の描写が苦手な人(Steam版の対応言語は日本語のみで、内容は設計上ヘビーである)
03系譜:この味の原点
97% が好評レビューはわずか 353 件 — なのに、ほとんど誰も見つけていない
氷点下30度の絶望 埋もれた名作
成人男性2人が業務用の冷凍庫(ウォークイン・フリーザー)に閉じ込められる、無料の日本産・心理ホラーノベルゲーム。生存エンドは無い。冷えが進むにつれ、ゲームは低体温症の実際の進行——幻覚、そして「矛盾脱衣」(被害者が燃えるように熱く感じて服を脱ぎ捨てる、低体温症末期の実在する症状)、苦痛——を辿りながら、埋もれた「真相」と4つの死のいずれかへと向かわせる。1周は約15〜20分、操作はマウスのみ、PSX風(ローポリのレトロ3DCG)のビジュアルで描かれる。選択肢は特別な会話を開き、確率で発火するランダムイベントが各周回に小さな差を生むので、スキップ機能込みで全エンディング回収は概ね30分〜2時間。日本の個人同人開発者 みつどもえ工房 による一本で、2025年11月発売。BOOTH・note・novelgame・PLiCy など日本の同人/フリーゲームのプラットフォームで配布され、Steam版の対応言語は日本語のみ。作者は、中学時代に触れた SCP財団 を本作の影響源として挙げている。353レビュー97%で非常に好評なのに、英語レビューは約16件(約4.5%)しかなく、広い西側はこの無料の同人ホラーをまだほとんど見つけていない。
あなたの手で、最初の合格をSCP財団 原点
この味の原点。SCP財団は、2007年に始まった web ベースの共同創作プロジェクトで、匿名の書き手たちが、架空の異常な存在や現象を、それらを「確保・収容・保護」する秘密機関の機密報告書として記録していく。特定の作者も固定された正典も持たず、感情を排した報告書の文体で綴られ、「異常を官僚的に記録する」営みと、「説明のつかない何かと密室に閉じ込められる」恐怖を、共有された現代の神話へと変えた。氷点下30度の絶望はその anomalous horror(異常存在ホラー)の手触りの直系で、作者自身が中学時代に出会った影響源として挙げている——2人の男を密閉された冷凍庫に閉じ込め、壊れていく身体そのものを「読まれるべき症例」として扱い、閉ざされた一室の中で実存的な恐怖を死へと向けて立ち上げる。この「文書で立ち上がる密室・閉鎖施設ホラー」は、怪談系や繰り返し惨劇系とは別物で、それ自体が一つの原点として立つ。
あなたの手で、最初の合格を04あなたの手で、この原石を輝かせる
気になったら Steam で確かめて、最初の合格をあげてほしい。あなたの一押しが、埋もれた原石を輝かせる。
あなたの合格が届いた。原石が、いま光をつかんだ。
05この味の血統
- SCP財団 原点
- 氷点下30度の絶望 現在地
- 悪夢のような日々でした 同じ原点
- 状況を読んで組むゲーム 別の味