この原石は、まもなく浮かび上がる
用意はできている。でも、まだ封は解かれていない。開く日に、また来てほしい。
公開予定: 2026-07-05(JST)
時計は、見えない。頭の中で数え、技が着地すべき瞬間ぴったりで、自分の手で止めなければならない。
体内時計ローグライクアクション。開発は MONO ENTERTAINMENT——東京を拠点とする個人インディー開発者が一人で手がけ、販売は日本の中堅インディーパブリッシャー Phoenixx Inc. が担う。画面にタイマーは一切表示されない——時間の経過を自分の頭の中だけで感じ取り、「ここだ」と判断した瞬間にストップウォッチを止める。止めた瞬間、技はその停止が着地した時計盤上の位置に固定され、その技の許容幅の内側に着地していれば発動する。強い技ほど、発動に必要な盤面上の幅は狭く、弱い技ほど、盤面を広く撫でても許される。敵を一体倒すたびに、新しい技の3択ドラフトが開かれ、ランを通してその一枚一枚を自分の手で時計盤に配置していく——完全に自分だけの時計盤だ。舞台はハリネズミの体内、プレイヤーは「ハリ細胞」となり、内側からのウイルスの侵入を食い止める。Loop Hero の系譜に連なる一本。10の言語のなかに英語もすでに対応済みだが、西はこの一本を、まだほとんど見つけていない。
公開 2026-07-05
01まず、その一点の感覚
- 核となるループは、時計そのものを隠している。画面にストップウォッチもタイマーバーも表示されない——頭の中でリズムを数え、その心の中だけの計測を、狙った瞬間に止めて、時計盤上の位置に技を固定しなければならない。ゲームは目に見えるものより、あなたの内的なリズムを信じている。だから緊張感は「見えたものに反応できるか」ではなく「本当に、どれだけ時間が経ったかを知っているか」にある。
- 止めた場所こそが、組む場所になる。時計盤に技を置くことは、メニューから選ぶことではなく、位置を選ぶことだ。そして技の強さは精密さで支払われる——強い技ほど、発動させるために着地しなければならない幅は狭く、弱い技ほど、盤面を広く撫でても許される。だからドラフトで選ぶ技のひとつひとつが、自分の計測をどこまで信じられるかへの賭けになる。
- 敵を倒すたびに、3択のドラフトが時計盤の次の一片を差し出す。ランを通して積み上げるのはデッキではなく、盤面そのもの——狭い許容幅を持つ火力と、広い許容幅を持つ安全網を、どこに置き、どう隣り合わせるかを決めていく。その構築を包むのは、ハリネズミの体内で、内側からのウイルスの侵入を食い止める「ハリ細胞」という枠組みだ。時計盤という抽象が、物語の上では、自分の手で組み上げる免疫システムになる。
02こういう人に刺さる
刺さる
- Loop Hero と、戦闘を直接操作するのではなく、勝手に進行する周回そのものを組み立てる発想が好きな人——本作はそれを、デッキの一枚ではなく時計盤上の「位置」が構築の単位になる、精密なタイミングゲームへと組み替えている
- リスクを「発動タイミングの許容幅」で測るローグライクが欲しい人——強い技ほど狭く、弱い技ほど広い許容幅を、敵を倒すたびの3択ドラフトで時計盤に足していく。盤面はランごとに違う顔を持つ
- 西がまだほとんど見つけていない、日本のインディーの原石が欲しい人——112レビュー99%で非常に好評、MONO ENTERTAINMENT が一人で手がけ、Phoenixx Inc. が販売する一本。10の言語のなかに英語もすでに含まれている
合わない
- 見えるタイマーや、はっきりした画面上の合図、反射神経で決まるアクションが欲しい人(本作はあえて時計を隠し、目に見えるものではなく、自分の内的な計測を信じることを求める。だから引力は、見えるものではなく、自分自身の時間感覚の上に築かれる精密さにある)
- 大手パブリッシャーの、すでに西で人気の大作を期待する人、あるいは無料のものが欲しい人(本作は MONO ENTERTAINMENT による有料のソロ・インディー作で——販売は日本のインディーパブリッシャー Phoenixx Inc.——無料でもアーリーアクセスでもない。AI生成アセットはなく、Steam のディスクリプタ上、性的な要素もない。受け手の中心はいまも日本語圏で、英語レビューは約14.3%にとどまる)
03系譜:この味の原点
99% が好評レビューはわずか 112 件 — なのに、ほとんど誰も見つけていない
Clock Rogue 埋もれた名作
体内時計ローグライクアクション。開発は MONO ENTERTAINMENT——東京を拠点とする個人インディー開発者が一人で手がけ、販売は日本の中堅インディーパブリッシャー Phoenixx Inc. が担う。画面にタイマーは一切表示されない——時間の経過を自分の頭の中だけで感じ取り、「ここだ」と判断した瞬間にストップウォッチを止める。止めた瞬間、技はその停止が着地した時計盤上の位置に固定され、その技の許容幅の内側に着地していれば発動する。ただし、力には精密さという代償が伴う——強い技ほど、発動に必要な盤面上の幅は狭く、弱い技ほど、盤面を広く撫でても許される。敵を一体倒すたびに、新しい技の3択ドラフトが開かれ、ランを通してその一枚一枚を自分の手で時計盤に配置していく——ただ集めるのではなく、位置とタイミングで組み上げる、完全に自分だけの時計盤だ。舞台はハリネズミの体内、プレイヤーは「ハリ細胞」(棘由来の免疫細胞)となり、内側からのウイルスの侵入を食い止める。2024年11月7日リリース、112レビュー99%で非常に好評。無料ではない有料作で、アーリーアクセスでもない正式リリース済み。AI生成アセットはなく、Steam 自身のコンテンツディスクリプタ上、性的な要素もない。英語のほか、日本語・フランス語・イタリア語・ドイツ語・スペイン語(スペイン)・ポルトガル語(ブラジル)・簡体字/繁体字中国語・韓国語に対応——いずれも日本で開発・販売される一本のローカライズであり、112件のうち英語レビューは16件(約14.3%)にとどまる——西はこの一本を、まだほとんど見つけていない。
あなたの手で、最初の合格をLoop Hero 周回構築の原点
この味の原点——Loop Hero。Four Quarters が開発し Devolver Digital が販売したローグライクで、2021年3月に発売された。歩き回る地図は無く、戦闘そのものを直接指揮することもない——主人公は周回する道を自動で進み、そこに置かれたものと自動的に交戦する。プレイヤーの仕事はすべて、その周回に沿って地形・建物・敵のカードを配置することにある。そのカードは、主人公が進む世界そのものを構築すると同時に、そこに現れるリソースと脅威を生み出す。道中で拾う戦利品や、ラン間で積み上げる野営地の強化がプレイヤーの進歩を次へ運ぶが、一手ずつ戦って進めるのではなく、一枚ずつ組んで作る周回そのものが、設計のすべてだ。「自ら組んだ構造が、勝手に進行していく」というローグライクの発想を結晶化させた作品であり、直接アクションを操作するのではなく、自動で進む周回に沿って配置した効果を組み立てることがゲームのすべてになる——その系譜の原点である。この核——リアルタイムで戦うのではなく、自分の代わりに戦ってくれる進行そのものを組み立てる——こそ、Clock Rogue が育つ根だ。本作は「戦うのではなく組む」周回を受け継ぎながら、それを隠された体内時計へと組み直す。周回は時計盤になり、カードは精密なタイミングの位置で置かれる技になり、自動の移動は、自分自身で止めなければならないストップウォッチになる。
あなたの手で、最初の合格を04あなたの手で、この原石を輝かせる
気になったら Steam で確かめて、最初の合格をあげてほしい。あなたの一押しが、埋もれた原石を輝かせる。
あなたの合格が届いた。原石が、いま光をつかんだ。
05この味の血統
- Loop Hero 原点
- Clock Rogue 現在地
- 状況を読んで組むゲーム 別の味