系譜目利き

魔法使いの少女が炎・雷・氷のデッキを組み、それをいつ解き放つかは彼女自身だけが決める。だが跳ね返ってくる一撃への回避とパリィは、彼女が決して引くことのできないカードだ

制作は個人開発者Studio Act One、愛称「おにどら」によるソロブランドで、発売元は東京都品川区拠点の一人パブリッシャー、わくわくゲームズ。Steam自身の表記によれば、魔法使いの少女「ヒマリ」は5人の魔女によって創り出された世界に迷い込み、悪魔の少女「イブ」と共に、世界を巡る「最初の魔法」の謎を解き明かすためダンジョンへ挑む。燃やしてスリップダメージを与える炎デッキ、クリティカル率を高める雷デッキ、凍らせてから強力な一撃を叩き込む氷デッキ——戦況に応じたスペルカードのデッキを組み、タイミングが来たらボタンひとつで解き放つ一方、防御と回避は完全にプレイヤー自身の反射神経に委ねられている。ダンジョンに入るたびに地形もカードも敵の配置も変化し、レリック同士のシナジーがゲームバランスを意図的に崩壊させるほどの「壊れコンボ」を生む。本作は2023年開始のCAMPFIREクラウドファンディングから始まり、目標30万円に対し108人の支援者から101万5000円を集めた。同じキャンペーンページで、制作者本人は「業務系システム開発のSESで生計を立てていましたが、今は貯金を切り崩しながらゲーム開発に本腰を入れています」と語っている。発売日は2025年2月12日、価格¥1,800。33件のレビュー(好評30件・不評3件)で好評率約91%の「好評」。無料ではない有料タイトルで、アーリーアクセスではなく正式リリース済み、AI生成アセットはなく、Steam自身のコンテンツディスクリプタ上性的な要素もない。33件のうち英語レビューは約5件、15%程度に留まり、発売から1年以上経った今もなお日本の外ではほとんど見つかっていない。

公開 2026-07-17

01まず、その一点の感覚

02こういう人に刺さる

刺さる

  • 攻撃はカード任せでも防御は純粋なアクションゲームの反射神経で戦う、デッキ構築ローグライクが欲しい人——回避とパリィのタイミングは、どんなカードでも代わりが利かない
  • 本当にソロで、クラウドファンディングで実現した日本のプロダクションが欲しい人——受託プログラミングを辞めたStudio Act Oneのおにどら氏が2023年のCAMPFIREキャンペーンで資金を集め、一人パブリッシャーのわくわくゲームズが発行した一本
  • 「好評」タイトル(33件で91%)ながら、発売から1年経った今も日本の外ではほとんど見つかっていない、英語レビュー約15%程度の一本を掴みたい人

合わない

  • 純粋なターン制デッキ構築で、アクションゲーム的な反射神経の要素は無いものが欲しい人——本作の防御と回避は完全にリアルタイム・スキル依存で、カード任せではない
  • すでに大きな支持層を築いたタイトルが欲しい人——本作は小規模でソロ・クラウドファンディング発のプロダクションで、無料ではない有料タイトルでアーリーアクセスではなく正式リリース済み、AI生成アセットはなく、Steam自身のコンテンツディスクリプタ上性的な要素もない

03系譜:この味の原点

91% が好評レビューはわずか 33 件 — なのに、ほとんど誰も見つけていない

Code Reactors(コードリアクターズ) 埋もれた名作

Steam自身の表記によれば、魔法使いの少女「ヒマリ」は5人の魔女によって創り出された世界に迷い込み、悪魔の少女「イブ」と共に、世界を巡る「最初の魔法」の謎を解き明かすためダンジョンの最深部を目指す。デッキ構築と2Dアクションを融合させた一本で、魔法の発動に複雑なコマンドは不要——戦況に合わせて「スペルカード」でデッキを組み、ボタンひとつで解き放つだけだが、いつ放つかは完全にプレイヤー次第で、燃やしてスリップダメージを与える炎デッキ、クリティカル率を高める雷デッキ、凍らせてから強力な一撃を叩き込む氷デッキがある。ダンジョンに入るたびに地形も手に入るカードも敵の配置も変化するローグライク構造で、「レリック」同士のシナジーがゲームバランスを崩壊させるほどの「壊れコンボ」を生み出す一方、攻撃はデッキ任せでも防御と回避は完全にプレイヤーの腕次第——敵の攻撃パターンを見切ってジャスト回避やパリィでチャンスを作る。制作は個人開発者Studio Act One、愛称「おにどら」によるソロブランドで、発売元は東京都品川区拠点の一人パブリッシャー、わくわくゲームズ。本作は2023年開始のCAMPFIREクラウドファンディングから始まり、目標30万円に対し108人の支援者から101万5000円を集めた。同じキャンペーンページで、制作者本人は「業務系システム開発のSESで生計を立てていましたが、今は貯金を切り崩しながらゲーム開発に本腰を入れています」と語っている。発売日は2025年2月12日、価格¥1,800。33件のレビュー(好評30件・不評3件、Steam自身のレビューAPI実測)で好評率約91%の「好評」。無料ではない有料タイトルで、アーリーアクセスではなく正式リリース済み、AI生成アセットはなく、Steam自身のコンテンツディスクリプタ上性的な要素もない。英語・日本語・簡体字/繁体字中国語に対応するが、33件のうち英語レビューは約5件、15%程度に留まり、発売から1年以上経った今もなお、日本の外ではほとんど見つかっていない。

あなたの手で、最初の合格を

Book of Demons 批評的な木霊

この味の原点——Book of Demons。Thing Trunk制作による2018年のハック&スラッシュで、Steam自身のストア文言によれば「武器の代わりに魔法カードを操り」古き大聖堂の地下で闇の軍勢を打ち倒す一本だ。従来のアクションRPGのスキルバーを、事前に組んだカードのデッキに置き換え、実際のプレイでは1クリックでそれをリアルタイムに発動させる。Code Reactorsは公式のBook of Demons作品ではなく、この系譜は開発元Studio Act One自身が明言した影響ではなく当サイト独自の批評的比較だが、同じ形を新しい枠組みへと引き継いでいる——属性別のスペルカードのデッキが武器の代わりとなり、それを解き放つ瞬間はプレイヤー自身だけが選び取る一方、回避とパリィは引くべき別のカードではなく、あくまでプレイヤー自身の反射神経に委ねられている。

あなたの手で、最初の合格を

04あなたの手で、この原石を輝かせる

気になったら Steam で確かめて、最初の合格をあげてほしい。あなたの一押しが、埋もれた原石を輝かせる。

Steam で見る

05この味の血統