系譜目利き

ダンジョンの地図は、最初から渡されない。自分の視界が実際に歩いた分だけ、そのマップは広がっていく

日本の個人クリエイター frenchbread(ふれんち)が手がける Shiromofu Factory による、スーパーファミコン風のピクセルアートとチップチューンサウンドの2DダンジョンクロールRPG。Steam自身のストア表記によれば、マップは「キャラクターの視界にあわせて広がる2Dマップ」——だからダンジョンの全体像が最初から見えていることはない。豊富な職業と自由なパーティ編成、自動生成マップにより「何度でも遊べるゲーム設計」を掲げ、進行は「冗長なシナリオや演出のない、ハクスラと探索に特化した」ものに徹し、操作性は「テンポが良く、現代的で快適」——DualShock・DualSenseを含むフルコントローラ対応まで届く。開発には日本製のレトロゲームエンジン Pyxel(北尾崇 作)が使われ、対応するハンドヘルド機向けに「dungeon-antiqua.pyxapp」という実行ファイルまで同梱されている。2024年10月9日リリース、373件のレビュー(好評338・不評35)で好評率91%の「非常に好評」。無料ではない有料タイトル(米国6.99ドル、日本では800円)で、アーリーアクセスではなく正式リリース済み、AI生成アセットはなく、Steam自身のコンテンツディスクリプタ上(ids:なし、notes:なし)性的な要素もない。英語・日本語・簡体字中国語に対応し、373件のうち144件(約38.6%)が英語レビュー——西はすでにこの一本に気づき始めている。Niche GamerやAutomaton WESTといった媒体がすでに取り上げ、パブリッシャーのAMATA Gamesは2026年7月30日にNintendo Switch・PlayStation 5・Xbox Series X|Sへ本作を展開すると発表済みで、既存のPC版と並んで届けられる——だから「まったくの未発見」と呼ぶのは正直ではない。それでも観客の中心は、まだ日本語圏だ。本作はまた、続編 Dungeon Antiqua 2 が同じジョブとダンジョンの設計を10ジョブへと受け継ぐ、その前作でもある。

公開 2026-07-13

01まず、その一点の感覚

02こういう人に刺さる

刺さる

  • 自分が実際に見た分しか描かれない2Dマップで組み立てられたダンジョンクロールが欲しい人——それがプロシージャル生成のダンジョンの上に乗っていて、毎回の探索が違う顔を見せる
  • 豊富な職業から自由にパーティを編成し、自動生成マップで何度でも遊び直したい人——長い台本に付き合わされるのではなく、探索とキャラクター育成そのものを主役に据えたゲーム設計
  • 西側がようやく気づき始めた、日本の個人制作の「非常に好評」タイトル(373件のレビューで好評率91%)を掴みたい人——Niche GamerやAutomaton WESTがすでに取り上げ、パブリッシャーのAMATA Gamesが2026年7月30日にSwitch・PS5・Xbox Series X|Sへ展開予定。より西に近づいた続編 Dungeon Antiqua 2 の前作でもある

合わない

  • 大規模で現代的な、フル3DのRPGや長い台本を期待する人(本作はあえてレトロな、スーパーファミコン風の2Dダンジョンクロールで、Steam自身の表記どおり冗長なシナリオは無い。無料ではない有料タイトル(米国6.99ドル、日本では800円)の正式リリース済みでアーリーアクセスではなく、AI生成アセットはなく、Steam自身のディスクリプタ上、性的な要素もない)
  • 大手スタジオの大作を期待する人、あるいは Melty Blood や UNDER NIGHT IN-BIRTH の格闘ゲームスタジオ French-Bread を探している人(本作はそれとは完全に無関係の同名の個人同人開発者で、コンソール展開が近づいてもなお、373件のレビューのうち英語は約38.6%に留まる)

03系譜:この味の原点

91% が好評レビューはわずか 373 件 — なのに、ほとんど誰も見つけていない

Dungeon Antiqua 埋もれた名作

スーパーファミコン風のピクセルアートとチップチューンサウンドで作られた、2Dダンジョンクロール型RPG。開発元は Shiromofu Factory——日本の個人クリエイター frenchbread(ふれんち)の手による一本だ。Steam自身のストア表記によれば、マップは「キャラクターの視界にあわせて広がる2Dマップ」——だからダンジョンの全体像が最初から見えていることはない。豊富な職業と自由なパーティ編成、自動生成マップにより「何度でも遊べるゲーム設計」を掲げ、進行は「冗長なシナリオや演出のない、ハクスラと探索に特化した」ものに徹し、操作性は「テンポが良く、現代的で快適」——DualShock・DualSenseを含むフルコントローラ対応まで届く。開発には日本製のレトロゲームエンジン Pyxel(北尾崇 作)が使われ、対応するハンドヘルド機向けに「dungeon-antiqua.pyxapp」という実行ファイルまで同梱されている。2024年10月9日リリース、373件のレビュー(好評338・不評35)で好評率91%の「非常に好評」。無料ではない有料タイトル(米国6.99ドル、日本では800円)で、アーリーアクセスではなく正式リリース済み、AI生成アセットはなく、Steam自身のコンテンツディスクリプタ上(ids:なし、notes:なし)性的な要素もない。英語・日本語・簡体字中国語に対応し、373件のうち144件(約38.6%)が英語レビュー——西はすでにこの一本に気づき始めている。Niche GamerやAutomaton WESTといった媒体がすでに取り上げ、パブリッシャーのAMATA Gamesは2026年7月30日にNintendo Switch・PlayStation 5・Xbox Series X|Sへ本作を展開すると発表済みで、既存のPC版と並んで届けられる——だから「まったくの未発見」と呼ぶのは正直ではない。それでも観客の中心は、まだ日本語圏だ。本作はまた、続編 Dungeon Antiqua 2 が同じジョブとダンジョンの設計を10ジョブへと受け継ぐ、その前作でもある。一つだけ補足を——この Shiromofu Factory / frenchbread は、格闘ゲームのスタジオ French-Bread(Melty Blood、UNDER NIGHT IN-BIRTH)とは完全に無関係の同名別者だ。

あなたの手で、最初の合格を

ウィザードリィ 狂王の試練場 ダンジョンクロールの原点

この味の原点——Wizardry: Proving Grounds of the Mad Overlord(ウィザードリィ 狂王の試練場)。Sir-Tech の Wizardry シリーズ第1作で、Andrew Greenberg と Robert Woodhead が設計し、1981年にApple II向けに発売された。忠実な現代リメイク版のSteam自身の表記によれば、本作は「パーティー制を導入した世界初のRPG」であり、「後の国産RPGにも多大なる影響を与えました」——プレイヤーは複数クラスからなる自分だけの冒険者パーティを編成し、罠もモンスターの遭遇もあらかじめ何一つ示されない一人称視点の迷宮を、自分の手で地図を描きながら一歩ずつ慎重に降りていく。自由に編成したパーティが、何も見せてもらえないまま迷宮を手探りで進んでいく——この核こそ、Dungeon Antiqua が育つ根だ。本作は複数職業による自由なパーティ編成をそのまま受け継ぎながら、原作が求めた「白紙から自分で地図を描く」迷宮を、キャラクターの視界に応じて自動的に広がっていく2Dマップへと置き換えている。1981年の原作は、Steam自身の表記で「1981年のオリジナル版のプログラムを流用して作られています」とするDigital Eclipseによるリメイク版で同定する。

あなたの手で、最初の合格を

04あなたの手で、この原石を輝かせる

気になったら Steam で確かめて、最初の合格をあげてほしい。あなたの一押しが、埋もれた原石を輝かせる。

Steam で見る

05この味の血統