系譜目利き

ただのおままごとが、不穏に変質していく

休日、父ハルマは娘なおりと公園を訪れる。『おままごとハンドブック』に従い、結婚式ごっこ、ペットごっこ、お使いと、健全なミッションを一つずつこなしていく——やがてミッションそのものがおかしくなり始めるまでは。日本の個人開発者・鬱薔薇檸檬(UtubaraLemon)による一本で、自社配信。201レビュー93%で非常に好評。正直な意外性がひとつある——レビューの言語内訳は簡体字中国語(90件)・韓国語(51件)が日本語自体(36件)を上回り、英語は最も少ない14件にとどまる。日本発でありながら中国と韓国が先に見つけたゲームであり、英語圏の読者にはまだほとんど気づかれていない。

公開 2026-08-18

01まず、その一点の感覚

02こういう人に刺さる

刺さる

  • 最初から幽霊屋敷ではなく、あえて日常的な出来事の内側に恐怖が潜む「静かな不穏さ」型ホラーが好きな人
  • 大手スタジオのシリーズ物ではなく、個人開発の短く完結したホラーADVを掘りたい人
  • 201レビュー93%で非常に好評なのに英語レビューわずか14件、西がまだほとんど見つけていない原石に触りたい人

合わない

  • 長編を求める人(本作は休日サイズのコンパクトなホラーミッション集で、20時間級のボリュームはない)
  • 死や自殺を示唆する題材に敏感な人(ストア自身がこれらのコンテンツ注記を明示している)

03系譜:この味の原点

93% が好評レビューはわずか 201 件 — なのに、ほとんど誰も見つけていない

おままごと 埋もれた名作

父ハルマが娘なおりと休日に公園を訪れ、『おままごとハンドブック』に沿って、結婚式ミッション、ペットミッション、お使いやミニゲームをこなしていく一人称インディーホラー。やがて異様なことが起こり始め、突然の侵入者と対峙することもある。エンディングは2種類、全回収には約4〜6時間。日本の個人開発者・鬱薔薇檸檬(UtubaraLemon)による一本で、第三者パブリッシャーを介さない自社配信、発売日は2025年9月25日。201レビュー93%(好評187・不評14)で非常に好評。テキスト対応は英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語・ロシア語・簡体字中国語・日本語・韓国語・ポルトガル語(ブラジル)に及ぶが、開発者自身の開示によれば日本語以外の翻訳はChatGPTによるローカライズのため、一部表現が不自然になる場合がある。数字には正直な意外性がある——レビューの言語内訳は簡体字中国語(90件)・韓国語(51件)が日本語(36件)自体を上回り、英語は最も少ない14件にとどまる。日本発でありながら、中国と韓国が先に見つけたゲームであり、英語圏の読者にはまだほとんど気づかれていない。Steam自身のコンテンツ注記は、本作がフィクションであり実在の人物・出来事とは無関係であること、自殺を含む死の描写や突発的な驚愕演出(ジャンプスケア)を含むこと、そして未成年への性的搾取を示唆する描写は一切ないことを明記している。

あなたの手で、最初の合格を

Ib 原点

この味の原点——『Ib』。個人開発者kouriによる作品で、2012年に無料のRPGツクール2000作品として日本で発表され、2022年にPLAYISMが発売した商業リメイク版(Steamで圧倒的に好評)で現在も遊べる。少女Ibは両親と美術館を訪れるが、気づけば一人取り残され、館そのものが姿を変えていく——ごく普通の家族の外出が、いつの間にか超現実的な悪夢へと変質し、戦闘は一切なく探索し謎を解いて時に逃げてやり過ごすしかない。おままごとも同じ骨格を保つ——父と娘の、公園でのただのおままごとの一日。それを一人称視点へ落とし込み、異様なことが始まる場所へと変えている。

あなたの手で、最初の合格を

04あなたの手で、この原石を輝かせる

気になったら Steam で確かめて、最初の合格をあげてほしい。あなたの一押しが、埋もれた原石を輝かせる。

Steam で見る

05この味の血統