系譜目利き

答えを「置く」のではない。小さな人間たちで形を描き、その落下がゴールの求める場所へ運んでくれることに賭ける

物理演算パズル。開発・販売はいずれも liica, Inc.(株式会社リイカ)——2011年設立、東京・千代田を拠点とする小規模な商業スタジオだ。Qシリーズのゲームデザインとプロデュースは、『空気読み。』シリーズの作者・栗田祐介が手がける。本作は、2015年に発売された『Q』の続編である。ステージを解く手段は「描く」こと——描いた線や形は、小さな人間たちでできていて、一筆を描き終えた瞬間、それは重力で落下し、本物の物理として振る舞う。転がり、ころがり込み、噛み合い、積み上がっていく。だからパズルは、答えを「置く」のではなく、形を「描いて」、その落下がゴールの求める場所へ運んでくれることに賭けて解く。その「描く」核の上に、人間たちはジャンプし、掴み、投げ、殴る。さらに18人のキャラクターが、強化スローモーションや二段ジャンプから、爆弾の起爆、重力を曲げる力まで、それぞれ特殊能力を持つ——300を超えるステージを、ソロでも、最大4人の協力・競争でも。Crayon Physics Deluxe の系譜に連なる一本だ。日本語と並んで英語にも対応しているが、レビューのうち英語は約19.4%——西はこの一本を、まだほとんど見つけていない。

公開 2026-07-03

01まず、その一点の感覚

02こういう人に刺さる

刺さる

  • Crayon Physics Deluxe と、手描きの物理パズルが好きな人——形を描いて解答を「作り」、重力と物理がそれを運ぶことに賭ける、あの味。本作はそれを、落下し、積み上がり、しかもジャンプ・掴む・投げるができる小さな人間たちで満たしている
  • 答えを覚えることではなく、「描く」ことと物理を「読む」ことのパズルが欲しい人——300を超えるステージ、スローモーションや二段ジャンプから爆弾・重力操作まで特殊能力を持つ18人のキャラクター。ソロで解け、最大4人の協力・競争で混戦にもなる一本
  • 西側がまだほとんど見つけていない、日本製の原石が欲しい人——62レビュー90%で非常に好評、Qシリーズを『空気読み。』の作者・栗田祐介がデザインする、東京のスタジオ liica の一本。英語に対応済みだが、レビューのうち英語は約19.4%にとどまる

合わない

  • 物語主導のアドベンチャーや、速い反射神経勝負のアクションが欲しい人(本作は、形を描いて落とす物理演算パズルだ。無料でもアーリーアクセスでもない有料作で、反射神経や物語ではなく、物理を読み、能力を選ぶことが支える。AI生成アセットはなく、Steam のディスクリプタ上、性的な要素もない)
  • すでに西で知られたものや、大手パブリッシャーの作品を求める人(本作は、東京の小さな商業スタジオ liica の作品で、2024年8月にSwitch、同12月にSteamと、日本先行で発売された。英語には完全対応しているが、62件のうち英語レビューは12件、およそ5件に4件は日本語だ。無名の同人でも、西のヒット作でもなく、西がまだ届いていない、日本発の原石である)

03系譜:この味の原点

90% が好評レビューはわずか 62 件 — なのに、ほとんど誰も見つけていない

Q2 HUMANITY 埋もれた名作

物理演算パズル。開発・販売はいずれも liica, Inc.(株式会社リイカ)——2011年設立、東京・千代田を拠点とする小規模な商業スタジオだ。Qシリーズのゲームデザインとプロデュースは、『空気読み。』シリーズの作者・栗田祐介が手がける。本作は、2015年に発売された『Q』の続編である。ステージを解く手段は「描く」こと——描いた線や形は、小さな人間たちでできていて、一筆を描き終えた瞬間、それは重力で落下し、本物の物理として振る舞う。転がり、ころがり込み、壁に噛み合い、山になって落ち着く。だからパズルは、答えを「置く」のではなく、形を「描いて」、その落下がゴールの求める場所へ運んでくれることに賭けて解く。その「描く」核の上に、直接手を動かす動詞が乗る——人間たちはジャンプし、掴み、投げ、殴る。さらに18人の人間キャラクターが、強化されたスローモーション、二段ジャンプから、爆弾の起爆、重力そのものを曲げる力まで、それぞれ特殊能力を持つ。ステージは300問を超える。ソロでも、最大4人での協力・競争でも遊べ、オンラインプレイと Remote Play Together に対応する。2024年12月にSteamで発売(2024年8月のSwitch/Nintendo Switch版に続く)、62レビュー90%で非常に好評。無料ではない有料作で、アーリーアクセスでもない正式リリース済み。AI生成アセットはなく、Steam 自身のコンテンツディスクリプタ上、性的な要素もない。日本語と並んで英語にも対応しているが、62件のうち英語レビューは12件(約19.4%)にとどまり、およそ5件に4件は日本語——西はこの一本を、まだほとんど見つけていない。東京のスタジオの作品であり、かつ日本先行のリリース(2024年8月にSwitch、同12月にSteam)でもある、62レビューの隠れた名作。これは無名の同人ではなく、登記された商業スタジオの一本であり、西にはまだ届いていない。

あなたの手で、最初の合格を

Crayon Physics Deluxe 描いて落とす物理パズルの原点

この味の原点——Crayon Physics Deluxe。フィンランドのデザイナー Petri Purho が制作し、2009年に発売された。画面にクレヨンで絵を描くと、描いたものはすべて、その瞬間に重力に従う固い物理オブジェクトになる。だからボールを星まで導くには、坂や振り子、てこ、重りを描き、あとは物理に任せる——落ちて、揺れて、押す、本物の物質そのままの挙動で、形を描いてパズルを解いていく。インディペンデント・ゲームズ・フェスティバルでシューマス・マクナリー大賞を受賞し、「形を描いて、あとは物理に解かせる」パズルを結晶化させた。この核——オブジェクトを描いて解答を「作り」、重力と物理がそれを運ぶことに賭ける——こそ、Q2 HUMANITY が育つ根だ。本作は同じクレヨン物理のアイデアを、落下する人間たちで描かれるステージへと運び、かつては一つのボールと一つの星だったものを、ジャンプし、掴み、投げ、行動できる人間たちで画面いっぱいに満たしている。その原点は、Steam ページで同定する。

あなたの手で、最初の合格を

04あなたの手で、この原石を輝かせる

気になったら Steam で確かめて、最初の合格をあげてほしい。あなたの一押しが、埋もれた原石を輝かせる。

Steam で見る

05この味の血統