道は選べる、けれど死は、何を選んでも変わらない。
死にに来た2人の少女の最期の一日を辿る、マルチエンディング型のノベルゲーム。瀬戸内海に浮かぶ架空の孤島へ、投身自殺を図りに来た女子大生の澪と渚。その一日を誰の視点で見るかを選ぶ。会話の選択肢でエンドは分岐するが、ただ一つだけ変わらないものがある——少女が死ぬ、という結末だ。道は曲がる、けれど死は曲がらない。場面を読み返せるチャプターモードと、スチルを鑑賞できるギャラリーモードを備える。日本のひとりサークル「匙投げ部」による一本で、わくわくゲームズが発行し、誰かの最期の日々を通して死を見つめる叙情的な和製ノベル ナルキッソスの系譜に連なる。日本語のみ対応で英語タイトルもなく、西はまだ一切届いていない。
公開 2026-06-22
01まず、その一点の感覚
- 最期の一日を、誰の視点で生きるかを選ぶ。だからその一日は「観る」ものではなく「宿る」ものになり、読む一行一行が、自分が選んだ誰かの目で読まれていく。
- 選択は目に見えて道を曲げる。だから「逃げ道」を掴もうとしてしまう——それが罠だ。エンドは動くのに、死は動かない。どの分岐も、同じ喪失の別の形を教えるだけだ。
- 最初の選択から死が決まっていると知っても、重さは軽くならない。むしろ研ぎ澄まされる。勝つために遊ぶのをやめ、最期の一日をそばにいるために遊び始める。チャプターとギャラリーが、目を背けた瞬間を読み返しに引き戻す。
02こういう人に刺さる
刺さる
- 奇跡も英雄も悪役もない静かな最期の旅——ナルキッソスの叙情的な死生観のノベルが好きで、それが2人の少女の最期の一日で語られるものが欲しい人
- テキストと音楽で泣かせる、短く低価格な同人ノベルが欲しい人——読み返せるチャプターモードと、スチルのギャラリー付き
- 英語版が存在しないからこそ西がまだ一切届かない、100%で日本では好評なのに5件中英語レビュー0件の原石を掘りたい人
合わない
- 日本語が読めない人(英語版も英語タイトルも存在せず、ストアは日本語のみ対応なので、言語そのものが壁になる)
- ゲーム的な手応えや、良い選択で勝ち取るハッピーエンドが欲しい人(本作は何を選んでも死が決まっている、静かな選択分岐の物語)
03系譜:この味の原点
100% が好評レビューはわずか 5 件英語にまだ非対応 — なのに、ほとんど誰も見つけていない
沈める楽園 埋もれた名作
死にに来た2人の少女の「最期の一日」を辿る、マルチエンディング型のノベルゲーム。瀬戸内海に浮かぶ架空の孤島・楽日島へ、投身自殺を図りに来た2人の女子大生、澪と渚。冒頭で、その一日を誰の視点で見るかを選ぶ。会話の選択肢でエンドは分岐するが、ただ一つだけ変わらないものがある——少女が死ぬ、という結末だ。道は曲がる、けれど死は曲がらない。任意の場面を読み返せるチャプターモードと、スチルを鑑賞できるギャラリーモードを備える。日本のひとりサークル「匙投げ部」が作り、日本の企業わくわくゲームズが発行した一本。価格700円、全8曲のサウンドトラックは別売。5レビュー100%で日本では好評なのに、西はまだ一切届いていない——5件中、英語レビューは0件。英語版も英語タイトルも存在しない。ストアは日本語のみ対応で、言語そのものが壁になっている。
あなたの手で、最初の合格をナルキッソス 原点
死に向かう者の最期の日々を通して死を見つめる、叙情的な和製ノベルの原点。2005年、片岡ともと同人サークル「ステージ☆なな」が、余命わずかな2人がホスピスを抜け出し最期の日々を旅して過ごす——奇跡も、英雄も、悪役もなく、ただ変わらない終わりへ向かう静かな道だけがある——ノベルゲームを無料で世に出した。この未発掘の名作はそのDNAの直系——低価格・同人発で、自ら死を選ぶ少女をめぐってテキストと音楽で泣かせるノベル。視点を選び、最期の一日を辿るが、死そのものは動かない。
あなたの手で、最初の合格を04あなたの手で、この原石を輝かせる
気になったら Steam で確かめて、最初の合格をあげてほしい。あなたの一押しが、埋もれた原石を輝かせる。
あなたの合格が届いた。原石が、いま光をつかんだ。
05この味の血統
- ナルキッソス 原点
- 沈める楽園 現在地
- 状況を読んで組むゲーム 別の味